毎度!
友人に教えてもらいながらトランプマジックの習得を目指しているかっつんです。
マジック面白いですよ!!まだまだ上手くは出来ませんが、子ども達にやってみせると「なに、それ!?どうやったん???」みたいな反応が返ってくるのが楽しいです。
上手く出来るようになったら、保育園とかのお楽しみ会とかで披露できたら楽しそうやなって妄想してます(笑)
今回は、本の紹介をしようかと思います。
紹介するのは、オグ・マンディーノ著の「12番目の天使」です。読んだことあるって方います?
この本を僕は、保険屋仲間のYouTuberである保険屋のアニキこと古川さんから教えてもらいました。
なんとなく購入したモノの、最初はなかなか読む気になれなかったんですよね。他にも読みたい本があったし…。
でも、ある日なに気なく手に取ったら帯の文章が目に飛び込んできたんです。
「最近、何に感動しただろう…」
この文章を見たときに読もうって衝動的になったんですよね。
丁度、不幸な出来事があったり仕事に追われたりで心が疲弊してたのかもしれません。引き寄せられるように、本のページをめくっていました。
みなさんは、こんな経験ってありますか?
僕は初めての経験でした。本に呼ばれたのかも知れません。
今がお前にとって、この本を読むタイミングだって。
この本を読み始めてすぐに主人公がスーパーマンだという事に気付きました。まさに、アメリカの成功本などに出てくるような成功を絵に描いたような人物です。
しかも、挫折からのサクセスストーリーまである。
完璧やん。
自分とは違いすぎて、全く感情移入が出来ませんでしたよ。なんなら、何回も本を閉じかけましたからね。
だって、リトルリーグ(少年野球)のスター選手がスターのまま野球を続けて、大学ではメジャーのドラフト指名されるのが確実だと言われるまでに成長します。
しかし、ケガによりメジャーを諦めることになり挫折を経験するわけです。
ここから、荒れて落ちぶれていくなら感情移入出来たかもしれませんが、彼はすぐに気持ちを切り替えビジネスの世界でも成功していきます。
そして、アメリカでも屈指の大企業に社長として迎え入れられ、故郷に凱旋するわけです。
ここまでの話って、あらすじじゃないですよ?
こんな話が冒頭から前半の30ページあたりまで語られてるんですよ!はいはい、あなたは凄い人ですねって拗ねてしまいたくなるような経歴の持ち主でしょ?
でも、こんな誰もがうらやむような経歴の持ち主の主人公は幸せじゃあなかったんです。正確にはある日を境に幸せではなくなりました。
奧さんと息子を事故で亡くした日から…。それからの彼は、生きる意味を見失い廃人のような生活を送ります。
自殺するために拳銃を手に取ることもありました。僕は自殺を考えた事なんてないんですが、愛する者を失うとそこまで思い詰めるのかもしれません。
仕事でいくら成功してもそれは幸せではない。人生で一番大切なモノは愛だっていうアメリカの考え方が現れているのかもしれません。
人生の意味は人それぞれ違うでしょうし、何によって幸せを感じるのかも人それぞれやと思います。
この主人公にとっては、家族を失うことが何者にも代えがたい痛みやったんでしょうね…。
僕も、同じように立場になったら自殺を考えたりするんかな?なんて考えましたが、全然想像できませんでした。経験したことがないことは、やっぱり分んないですよね。
愛する家族のいない世界に絶望し、一人の世界は寂しくて寂しくて家族のところに行くために自ら死を選ぼうと拳銃を頭に突きつけた主人公。
そんな彼が、自分の心をどのように癒やし立ち直っていったのか?
興味ないですか?
いや、フィクションってのは分ってますよ!?だって、小説だから。
でも、そんなこと分っていてもグイグイと続きを読ませるパワーがこの本にはあるんです。
彼が立ち直る切っ掛けとなったのは、地元の少年野球チームでした。
そのチームの監督を引き受けたところから、彼の時間は動き出します。
なかでも、一番下手くそで一番小さな男の子が彼の心を救ったんです。なんなら、その小さな男の子は僕の心も救ってくれました。
仕事でもプライベートでも上手くいかなかったときに、自分を責めることってないですか?
自分はダメなやつだって。そんな事が続くと、どんどん自分に自信がなくなっていって自分の事嫌いになっちゃう事ってないですか?
世界に自分は独りぼっち。誰も自分を分ってくれる人なんかいない。
ひどい時には、こんな強迫観念みたいな思いに囚われることさえ僕はあったりします。
書いてて我ながら怖いんですけどね。たまに、病んでるなって思うときがありますからね。
そんな時の解決方法を、小さな男の子が主人公と僕に教えてくれました。
「毎日、毎日、あらゆる面で僕はどんどん良くなっている」
そう言葉に出して言うこと。
これだけです。簡単でしょ?
僕たちは、毎日あらゆる面でだんだんと良くなっている。
だから、大丈夫だよ。今は出来なくてもいいんだよ。って、現状の自分を受け入れて認めてあげる事が大切だということを教えてもらいました。
この小さな男の子がどれだけ一生懸命に練習に取り組んでいるのか?
この子が言うからこの言葉に命が宿るんだってところを是非実際に読んで欲しいなって思っています。
他にも、宝物のような言葉や人生の哲学的な言葉が出てきます。
どの言葉があなたの心の琴線にふれるのかは分りません。ただ、心に響く言葉がきっとあなたにも見つかるんじゃないのかなとは読んでみて僕は感じています。
小さな男の子とのふれあいを通して、主人公は人生の意味を見つめ直しもう一度自分の人生を生きようと決意していくんです。
人生とはこうあるモノ。人間としての生き様とは。
そんな堅苦しいことを、押しつけがましく言われると反発してしまいそうですよね。
でも、ストーリー形式の物語の中で、自分の心で感じたり、自分なりの答えが見つけられたらどうでしょう?
読後、泣いてしまっている自分がいました。号泣していた訳ではありません。
悲しかった訳でもありません。なぜだか分りませんが、涙が出て、涙と一緒に心の中のモヤモヤも全て流れ出ていました。
この本は心を洗濯してくれる効果があるのかもしれません。
あなたが今、なんだか上手くいかないなって感じていたり、最近感動していないなって思うのなら一度読んでみてはどうでしょうか?
今のあなたにとって、大切な言葉に出会えるかもしれませんよ。
今回も最後までお読み下さりありがとうございました。