毎度!
生え際が後退してきて焦っているかっつんです。角ちゃんみたい(お笑いトリオ東京03の角田晃広さん)と言われたりしますが、似てるとこは眼鏡を掛けてるってだけですね…。
最近、がんに罹患した方からの保険相談が続いています。
相談されるたびに心苦しくなるのですが、生命保険や医療保険は、がんに罹ったことがあると極端に加入しづらくなります。
一般的にがんに罹ると、3大治療と呼ばれる「手術・抗がん剤・放射線」による治療を行います。
治療が終わったとしても、ガンには再発や転移のリスクがあるため5年間は経過を観察する必要があります。
5年間、診察や検査を定期的に行い再発や転移の心配は今のところないとお医者さんが判断したところで初めて治療が終了となります。
いわゆる寛解(お医者さんから診察や検査に来なくて大丈夫と言われた完治の状態)と呼ばれる状態ですね。
多くの方は、ガンの治療中や経過観察中は保険に入れないと認識されています。
でも、CMで「持病があっても入りやすい」って流れている保険なら、寛解になれば加入出来ると思っていませんか?
そう思っていらっしゃるなら、間違いです。
多数の保険会社では、寛解しただけでは保険に加入できません。
なぜなら、持病があっても入りやすい保険にも「5年以内にがんにより医師の診察・検査・治療・投薬(薬の処方含む)はありませんか?」という告知があるからです。
要は、寛解してから更に5年間経たないと保険には加入出来ないことになるんです。
これって、結構ハードル高くないですか?
だから、相談があった時に他の保険会社でなんとか加入出来そうなところはないかを調べました。
そして、ある保険会社を見つけました。
残念ながら、その保険会社は僕に取り扱いが出来ません。だから、取り扱いできる人に紹介し、繋ぐことをしています。
せっかくガンが完治したのに、そこから更に5年なんて待てないですもんね。
最近、こういったやりとりをして感じたことがあります。
それは、ガンになると色々と制限が多くなるということ。
保険もそうですが、ガンを患うと日常生活でも不都合が出ることがあります。階段の上り下りがメチャクチャしんどくなり、時間も3倍ほどかかるようになったなんて話も聞きました。
だからガンになる前に保険を考えることが大事です。なんて話をしたいわけではありません。
もちろん、ガンの治療に必要なのは「お金と情報」なのは間違いありません。
でも、もっと大事なことはガンにならないことではないでしょうか?
最も大事なことは予防するという考え方です。
予防には1次予防と2次予防があります。
1次予防とは、免疫機能の向上・生活習慣の改善・抗酸化物質の摂取といったガンにならない体作りを言います。
具体的には、栄養バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレスを溜めないといった健康維持の取り組みです。
2次予防は、ガンになったとしても早めに見つけ治療することで傷口を大きくしないための取り組みです。
具体的にはガン検診などの検査をすることで早期発見に努めることです。
1次予防をしっかりとすることで、ガンにならないのが理想です。しかし、どんなに健康的な生活をしていてもなってしまうことがあります。
もしガンになったとしても、早期発見することで生存率や予後に大きな差が出るんです。
例えば、いくつかガンのステージ別5年生存率を見てみると
◎胃ガン…ステージⅠ:97.2% ステージⅡ:62.8% ステージⅢ:49.0% ステージⅣ:7.1%
◎肺ガン…ステージⅠ:83.3% ステージⅡ:48.8% ステージⅢ:22.7% ステージⅣ:5.8%
◎大腸ガン…ステージⅠ:98.8% ステージⅡ:90.3% ステージⅢ:83.8% ステージⅣ:23.1%
◎乳ガン…ステージⅠ:100% ステージⅡ:96.1% ステージⅢ:80.0% ステージⅣ:40.0%
※国立がん研究センター「全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例について5年生存率、10年生存率データ更新」から抜粋
どの部位のガンでもステージⅠまでに発見出来れば、かなりの確率で治る見込みがあることが分かります。
乳がんなんて100%ですからね。早期発見が、どれほど大切かが分かってもらえるのではないでしょうか?
早期発見するためにどのような検査があるのかは、次の機会に書きたいと思います。
今回も最後までお読みくださりありがとうございます。