毎度!
健康診断で体重が激減していてビビっているかっつんです。
調べてみるとダイエットをしているわけでもないのに6か月で5%体重が減っていると良くないそうです。
きちんと体重管理をしているわけではないので、どれくらいのスパンで減ったのか分からないのですがヤバい…。
なんて羨ましいって言われたりもしますが、良くない減り方だったら羨ましくもなんともないと思います。
ストレスですね…多分。食生活も乱れているし。
昨日の晩、久々に歯医者さんで訪問歯科の仕事をしていた頃の同僚から電話がありました。
22時を回っていたので、久々の連絡をこんな遅くにしてくるって何があったんやろと思い電話に出ました。
「遅い時間にすいません…。今って話できます?」
久々に聞く同僚の声に懐かしさを感じながらも、暗い沈んだ感じがしました。
「大丈夫ですよ。久しぶりですね、どうしました?」
明るい感じで問いかけると、同僚の口から驚く言葉が出てきました。
「いや、突然のことなんで僕も驚いてるんです…。実は○○先生が亡くなりました」
○○先生が亡くなった?
一瞬、何を言っているのか分かりませんでした。
「今日がお通夜で、明日がお葬式やと聞いています。今、お通夜来てます。お顔見たんですけどすごく穏やかなお顔されてて眠ってるみたいです」
声を抑えて話す同僚の声が震えていました。
「ご家族が公にはされていないんですが、僕は歯科業界にいるので知れたんです。葬儀は家族葬でされるので、お通夜でしか○○先生のお顔を見る機会がありません。なので、○○先生と一緒に仕事してた人にお知らせだけと思いまして」
「そうですか…。ありがとうございます」
僕はそう言うのがやっとでした。頭の中が全然整理できません。声を出すのも息苦しく、小さな声しか出ていないのが自分でも分かりました。
「勝浦さんも○○先生とちょくちょく連絡取ってはりましたよね。だから連絡だけはしとこうと思って」
「ありがとうございます。最近は連絡できていなかったんですが…。先生、どこか悪かったんですか?」
「僕も詳しくは分からないんですが、どうもクモ膜下出血のようです。日曜日に市の依頼で検診をされてた時に倒れられたようです。検診中か終わってからかは分かりませんが…」
クモ膜下出血…。脳の病気は本当に怖い。
「本当に急やったんですね、先生まだ若いのに…。奥さんや子どもさんの様子はどうでした?」
僕が聞くと同僚は答えてくれました。
「ご家族とは会えていないんです。先生、若いですね…。僕のいっこ上なんで、47才のはずです」
47才…、やっぱり若い。子どもさんは男の子が2人。どちらも小学生だったはず。
先生にはやりたいこともいっぱいあったやろうし、子どもの成長を楽しみにしていたはずやのに。
そんなことを考えていると、同僚が聞いてきました。
「まだお通夜の会場にいるんで、これから勝浦さんも来れませんか?」
僕はまだ仕事をしていたので、ごめんなさいとお断りしました。
「そうですか…。急でしたもんね。じゃあ、電話をテレビ電話に切り替えてもらえますか?」
テレビ電話?何をする気なんやろ?
よく分からないままテレビ電話に切り替えました。すると、画面の向こうに懐かしい同僚の顔が見えます。
「ホンマに久しぶりですね。顔色悪いけど、仕事しすぎやないですか?」
画面越しに笑顔を向けてくれる同僚に少し僕も気が楽になりました。和やかな雰囲気を作ろうとしてくれる同僚の気遣いがありがたい。
テレビ電話をしながら、どこかへ向かって歩き出す同僚。
「今日しか顔合わせる機会がないんで、先生のお顔見てあげて下さい」
同僚が向かった先は、先生の安置されたお棺がありました。
僕の中に緊張が走ります。
画面に映る先生の安らかな寝顔。本当に眠っているようでした。
「○○先生…。ホンマに眠ってるみたいですね。起きて下さいよ、まだ死ぬのは早いですわ…」
顔を見た途端、口から出てしまいました。
「ね。話しかけたら、返事してくれそうでしょ。まだ47才ですよ。ホンマに早いですわ」
同僚の思い出話を聞きながら、画面越しに先生の顔を見ていると当時の記憶が蘇ってきます。
20年ほど前なので不鮮明なこともあるのですが、同僚の話がその記憶を補ってくれました。
そんなこともあったなー。こんなこともあったよね。と話しているうちに涙声になってきます。
だって、思い出話をしても先生は何も話しかけてこないから。前までは、笑いながら話に参加してたのに。
実感が全くなかったのに、お顔を見て思い出話をしていると少しづつですが現実なんだと分かってきます。
同時にお世話になった人とのお別れに顔を出せない自分に情けなさを感じました。
大切な人に会いに行けない仕事のやり方は間違っているんだと思います。時間の使い方が悪いんでしょう。見直さないといけません。
これを直さないと僕は絶対に幸せにはなれない。
大切な人やお世話になった人に誘われたら、すぐに「行く」って返事できるようにしていかないといけないと強く感じました。
だって、その人にまた会えるとは限らないから。
亡くなった先生にもまた会えると思ってました。正直、会いたければいつでも会えると思っていたかもしれません。
でも、違いました。
昨日のテレビ電話が先生と顔を合わせる最後になってしまいました。言葉を交わしたのでいえば、1年ほど前まで遡らないといけません。
いつでも会えるわけじゃない。分かっているようで分かってなかった…。
生きたいと願っても迎えられない明日がある人もいるんです。だから、今日を迎えられたなら全力で生きる必要があるんじゃないかなんてことを思いました。
一日一日を精一杯幸せに生きるために後悔のない選択ができる自分になる。
人はなりたい自分になれると聞きます。そうであれば、なるって決まることから始まるんだと思います。
あなたは一日一日を精一杯に過ごしていますか?
後悔する選択をしていないですか?
僕も出来ていないことだらけ、だから伸びしろがあると信じて一つずつ積み上げていきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。