先日、お葬式があり出席してきました。
出会って17年になる、僕もよく知る方のお葬式でした。
コロナかという事もあり、葬儀社も現在は家族葬しか行わないみたいです。
告別式の出棺の際に、ご遺体の周りに故人が好きだったモノや、お花で棺を寂しくないようにいっぱいにします。
最後のお別れをする時間でもあるんですが、多くの方が泣いていました。
これだけの人が泣いている葬儀に参列したのは初めてでした。
僕も花を納める際にお顔を見たんですが、微笑を浮かべ眠っているように穏やかでした。
「あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。
だから、死ぬときはあなたが笑って、周りが泣くような人生を送りなさい」
というネイティブ・アメリカンの格言をお顔を見ていると思い出しました。
理想の生き方をこれほど現わしている言葉はないって個人的に思っています。
今回のような涙が多いお葬式は、個人がこの言葉のような生き方をしてきた結果なんでしょう。
人生に悔いがないから笑えるんだろうし、悲しんだり惜しまれるくらい周りの人の人生にも関わってきたんだろうって思うんです。
生きてきた間に出会った人たちが、こんなにも泣いてくれている。きっと幸せな人生だったんだろうと思います。
人はこのようにして死ぬんだぞって改めて教わったような気がします。
ありがとうございました。心よりご冥福をお祈り致します。
言いたいことは色々あるけど、上手く言葉にできひんな…。
最後にお寺さんから教えてもらった言葉をご紹介します。
「朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて、夕べ(ゆうべ)には白骨となる」
朝は血色がよく勢いのある人も、夕方には白骨となって(亡くなって)いることもあるという意味です。
世の無常を説いているそうですが、その通りですよね。
元気にしていた人が、ある日突然亡くなってしまうことが世の中には起こります。
それが自分自身だったり、身近な人や大切な人だったらどうでしょうか?
「自分には起こらない」と、訳の分からない自信を持っている方がたまにいますが、何を根拠に言っているんでしょうか。
一度、聞いてみたいものです。
世は無常。一つ分かっていることは、人はいつか必ず死ぬという事だけです。
死ぬ時期が分からない以上、いつ死んでも悔いのないよう毎日を過ごしたり、周りの人へ感謝の気持ちを伝えたり、親切にしていきたいですね。
今回も最後までお読み下さりありがとうございます。
今日も応援しています。