毎度!
1日に1回は鏡に向かって「俺は天才だ!」と言うようにしているかっつんです。
自己肯定って大事ですよ!
今回は、自分に自信が持てない人や、行動できない人に送る「偉人に学ぶ」シリーズです。
今の政治家にも学んで欲しいんですけどね。
前置きはもうええから、誰から学ぶんや?なるほど、いい質問だよワトソン君。
学びを得るのはこの人!ジャジャン♪
誰やねん!?ですって?
長州が生んだ天才、吉田松陰さんですよ。
目次
諸君、狂いたまえ
この人の名言です(笑)
狂いたまえって・・・。さすが、狂人と呼ばれるような人はスケールが違いますね。
どうして吉田松陰が狂人と呼ばれていたのか知ってます?
歴史の教科書上では、松下村塾を開き幕末のスター達を育てた凄い人です。経営者の中にも、吉田松陰のファンはたくさんいるくらいですからね。
だって天才ですもん、この人。11才で今でいう大学教授として授業をしていたくらいの人だそうです。凄くないです?
そんな吉田松陰が、なぜ狂人と呼ばれるようになったのかストーリーを見ていきましょう。
前科5犯
この人の人生は無茶の連続です。
例えば、松蔭が21才の時に親友と東北旅行を計画します。しかし、当時は自分が住んでる藩(今の都道府県みたいなもの)に通行手形を発行してもらえないと国内旅行も出来なかったんです。
松蔭も、自藩である長州藩に通行手形の申請をしていましたが、なかなかもらえませんでした。
このままでは、友達と約束していた旅行に間に合いそうにありません。
そこで松蔭はどうしたか?
そうなんです。旅行に行くために、彼は脱藩するんですね。当時は脱藩なんて死罪(死刑)まである重罪です。
いくら、旅行の目的が「東北の海防調査」という意義深いものだったとしてもですよ。「俺は調べに行きたいから行く!」って死刑覚悟で脱藩するってどんだけクレイジーやねん(;´Д`)
さらに、23才の時に黒船が来航します。
当時の日本は鎖国の真っただ中ですよね。周りの人たちは凄い船が来たなと驚きと好奇心で遠目で見ていただけなんですが、松蔭は違いました。
この人、「これは、先進国に留学するチャンス!!」って思うんですよね。うん、ポジティブ!!めちゃくちゃポジティブだよ、松蔭くん。
そして、なんと黒船に乗り込んで密航させてもらおうと考えたんです。
「外国に対抗するには、外国の文明を学んで徹底的にパクるしかない!!」
そう考えたんです。
で、吉田松陰の凄いところは、徹底的に行動するところなんです。この黒船密航も、可能かどうかを悩む時間が惜しかったのか、
盗んだ小舟でアメリカ艦隊に横着けし、黒船のデッキに乗り込むというほぼノープラン作戦を決行するんですよ。
どんだけ、勇気あんねん・・・。
当然のように追い返されたようですが(笑)
しかし、追い返されたんですが、このクレイジーな行動はペリー提督をめちゃくちゃビックリさせました。
ペリーの日記に、「厳しい法を犯してまで、知識を得るために命を掛けるくらいの知識欲は凄まじい。これほどの知識欲がある国民がいるなら日本の未来はきっと明るいだろう」と書かれています。
この後、松蔭はまたもや牢屋に入れられています。
周りは、なんてアホな奴やって思ったでしょう。松蔭はこの時の気持ちを一句詠んでいます。
「かくすれば かくするものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」
(このようなことをすれば、こうなるとは分っていた。しかし、それでも私が行動を起こしたのは、日本を想う気持ちなのだ)
そうそう、松陰さん実は牢屋によく入れられていて、最終的には前科5犯らしいです。
なかなかのやんちゃっぷりですよね。
そういう意味では、けっして聖人君子ではありません。
松下村塾
松陰さんクレイジーさは、牢屋の中でも変わりません。投獄中に、囚人達に学問を教え出します。
すると、囚人達の態度が改まっていったそうです。仮釈放になったあと、牢獄で教えてた講義を近所の学びたい人たちにも聞かせて欲しいということで始まったのが松下村塾です。
この松下村塾は説明するまでもないですよね。
高杉晋作、久坂玄瑞を始め、初代内閣総理大臣である伊藤博文などの倒幕のスター達を次々に排出した凄い塾です。
さて、この塾生達に講義をしている仮釈放中の松蔭さんでしたが、当時の幕府老中であった井伊直弼(いいなおすけ)とその右腕・間部詮勝(まなべあきかつ)の独断政治にお怒りになります。
もうでうにも我慢ならんとなった松陰さんは、長州藩にあるお願いをします。
その内容が衝撃的です。どんな、お願いをしたと思います?
「間部を暗殺するから、暗殺に使う武器を貸してくれ」
長州藩にこんなお願いをしたんです。もちろん、藩をビックリしますよね。
今でいうと、知事に「安倍を暗殺するから、なんか武器貸して」って言うようなもんですよ。
これで、再逮捕されて牢屋にまた入れられちゃうんです。この松蔭の過激さに、さすがの弟子達も心配します。高杉晋作に心配されるって凄いなって思いました。
高杉晋作なんて、かなり狂ってる天才なんでね。師匠譲りなんですね。
弟子達は、「先生ちょっと落ち着いて下さい。やりすぎです」と血判状までだして諭すのですが、そんな弟子達の気遣いを生ぬるいと感じたのか、松蔭さんめっちゃ怒って、弟子達と絶交しちゃいます。
松蔭、激おこ・・・。
心配する弟子とガチでケンカするなんて・・・クレイジーすぎやろ(;´Д`)
安政の大獄
これが凄いんですが、ある疑いで幕府の役人に取り調べを受けていた松陰さん。
疑い自体は軽微なモノだったので、何事もなく取り調べは終わるはずでした・・・。
そう、終わるはずだったんです。しかし、何を思ったのか松陰さん。いつかの老中暗殺計画を自分から暴露して、役人の度肝を抜きます。
本当にクレイジーですよね。黙ってたらいいのに・・・。
彼としては、日本のために自分の考えを包み隠さず述べようとしただけなんでしょうけど。しかし、ろくに話を聞いてもらえず、そのまま捕まり処刑が決定します。
世に言う安政の大獄。
こうして松蔭さんは、わずか29才で生涯を閉じてしまいます。惜しい人なんですけどね・・・。
松蔭さんの言葉として紹介した、
「諸君、狂いたまえ」
現状に満足することなく、常識という壁を自らの行動で壊してきた松蔭さんの格言です。
夢や目標を持ったときに、周りから「絶対、無理やって」とか「失敗するから止めとけ」なんて言葉を聞いたことはないですか?
本当に情熱を燃やせるほど叶えたいことなら、周りの声なんか気にせず狂ったように熱中するべきだという教えがここに含まれているような気がします。
そして、この言葉と似たような言葉を言っている人がいたんですよ。
「Stay hungry ,stay foolish」
(ハングリーであ、愚かであれ)
by スティーブ・ジョブズ
彼も行動により、常識を打ち破って来た人ですよね。
自分の限界を決めているのは自分自身です。本当は気づいていないだけで無限の可能性があるのかも知れない。
周りに合わせて自分を殺したり、我慢するのを止めてみると見える景色がきっと変わりますよ。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。