人生は上機嫌でいこう!!


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毎度!

レンタルビデオの返却を忘れていてら、1週間も遅延してしまい延滞料金がエラい事になっていた勝浦 豊です。

 

今回はオススメの本を紹介しようかと思います。

 

勉強会のメンバーから教えてもらった本ですが、読んでみるとめちゃくちゃ面白い!!主人公が生命保険の営業マンだから親近感が湧いたって事もあるんですが、それ以上に内容が面白いのであっという間に読み終えてしまいました。

 

そのオススメ本がこちら。

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喜多川 泰さんの最新刊、「運転者」です。

 

簡単な紹介をしておくと、喜多川さんは東京生まれ、愛媛県西条市育ち。東京学芸大学を卒業後、教育者を目指し大手の学習塾に就職。

 

その後、独立し1998年横浜に新たな学習塾を立ち上げる。

 

毎回授業の前に、塾生の学習意欲を高めたり人生教訓を教えるための話をしていたところ、ある塾生からそれらの話を本にしてみてははどうかと言われたのを切っ掛けにに本業の傍ら、自身のデビュー作となる「賢者の書」を執筆。

 

運転者は18作目の書き下ろし小説。セミナーや講演なども積極的にこなす人気講師でもある人です。

 

もし、あなたが

 

「自分は運が悪い」

 

「ポジティブ思考なんて出来ない」

 

「毎日イライラしてしまう」

 

「他人と自分を比べて他人を羨んでしまう」

 

「努力しても報われない」

 

上記の1つでも当てはまったり、思ったことがあるなら是非読んで欲しい。

 

読むことで、あなたの気持ちが前向きになってくれるはずだと僕は確信しています。もしかすると、人生のターニングポイントにさえなりかねない本だと思っています。

 

なぜなら、たくさんの学びを得られるから。人によっては、人生の意味についても学びを得られるかもしれないそんな1冊です。

 

本の内容をお伝えするので興味を持てば読んでもらえると嬉しいですね(*^^*)

 

「運転者」の主人公、岡田修一は保険代理店に勤める保険の営業マン。

 

その会社の給与形態はフルコミッションなので、契約を取らなければ収入は1円もありません。

 

主人公は決して成績がいいほうではないので、契約を取るために毎日お客さんの元へ走り回る日々です。

 

そんな彼の元に解約の連絡が入ります。契約してから1年以内の解約が20件も・・・。これは、保険の仕事をしている人なら誰もが分かるかと思いますが「終わった・・・」と青ざめるような事態です。

 

保険業ではない方にも分かるように言うと、保険の営業マンの給料がお客さんが払う掛け金(保険料)から支払われているのはご存知だと思います。

 

ただ、これってお客さんがお金を払っている間ずっと貰えるわけではないんですね。貰えるのは最初の1年間だけです。

 

保険会社によっては、2年目からもわずかな手数料が支払われたりもするみたいですが、生活していける金額ではありません。だから収入として期待できるのは1年間だけなんですね。

 

そして、恐ろしいことに多くの保険会社では契約してから2年以内に解約された場合、今までもらってきた手数料の全部もしくは1部を返さなければいけないんです。

 

すごい制度ですよね。お客さんは解約するまで保険料は払ってくれている訳ですよ。それなのに保険会社が営業に払ってきた、手数料だけは返せって・・・。

 

どんだけ悪徳商法やねんと思ってしまいますが、僕が知らないだけでお金を返す事にもしっかりとした理由があるのかもしれません。

 

とまぁ、こんな状況に主人公が陥るわけですよ!20件分の契約のお金を返せって・・・考えただけでも恐ろしい(;´Д`)

 

しかも、彼は仕事だけではなく様々な問題を抱えていました。

 

不登校になった娘のこと、パリ旅行を楽しみにしていた妻のこと、実家に一人暮らしの母親のこと。

 

どうしていいか分からないことが多すぎて、彼は泣き出しそうになる思いをこらえ「・・・なんで俺ばっかりこんな目に遭うんだよ」

 

そう呟く彼の前に現われたのが一台のタクシーでした。

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タクシーの運転手の名前は「御任瀬卓志」(おまかせタクシー)。

 

ふざけた名前の運転手が、主人公に問いかけます。

 

「岡田さんは運がいいですか?」

 

「運がいい人生なんて俺の人生とは無縁だね。」

 

そう答える主人公に運転手は言います。

 

「そんな人の運を変えるのが私の仕事です。だから、運転手・・・。私はあなたの運転手です」

 

そんな不思議なタクシーのメーターには、「69,820」と表示がされています。

 

ぼったくり!!と思いますがどうやらこれは金額ではなくポイントだそうです。この表示が「0」になるまで乗り放題。

 

このタクシーは人生の転機・人生が好転する場所へと運んでくれるんだそうです。こんな信じられないタクシーがあれば出会ってみたいと思いません?

 

凄いですよね!!自分の人生が良いほうに変わる地点に連れて行ってくれるんですよ。そんなタクシーがあったら、僕はすっごく乗りたいです!!

 

そこからが凄いんですよ!!

 

人生に転機が訪れる場所に連れて行ってくれる運転手。

 

しかし、しかしですよ・・・何も変化が起きません。

 

あれ?やっぱりそんな上手い話があるわけないか・・・。主人公と一緒に落ち込む僕に運転手が話しかけてきます。

 

「上機嫌でいなくっちゃいけませんよ」

 

「上機嫌でいないと、運の転機を感じることは出来ない。機嫌が悪い人は、人生を大きく変える大逆転のチャンスすら、イライラしたまま、さっさと終ればいいのに、と思ってしまうんです」

 

そうなんです。転機となる場所に行っただけで上手くいくわけではなかったんです。上機嫌でいることが出来ていなかったために、チャンスを逃していたんです。

 

次の場所に連れて行かれた際も、変化はありませんでした。

 

上機嫌でいたはずなのに・・・、何が悪かったんだろう???

 

また、運転手が言います。

 

「上機でいることが大事だと言ったのに・・・あなたがしているのは〈上機嫌のフリ〉

ですよね?」

 

「あなたが今大変なのは、〈基本姿勢が不機嫌〉だからですよ。その大元を正さない限り、運の転機が訪れたところで人生は変わりませんよ」

 

「そういう人はいつも同じ事を言うんですよ。『不幸なことばかり起こるのに、上機嫌になんてなれるわけないだろ!!』って。そうじゃない。

 

基本姿勢が不機嫌な人に、毎日の人生で起こる幸せの種を見つけることなんて出来ない。」

 

「それと、損得から離れるといいですよ」

 

「自分が得しそうだと思ったら行動する。損しそうだと思ったらやめる。それが当たり前のように染みついてしまっている。

 

もっと純粋に未知のモノに、『面白そう』『楽しそう』って興味を持ってもいい。

あなたには面白いと思えないことでも、それが『面白い』と思っている人がいる。

 

じゃあ、『何が面白いんだろう』って興味を持つことは出来るんじゃないですか」

 

この言葉はグサっと心に刺さりましたよ。まるで『1年前の俺』だって。

 

1年前までの僕は、確かに損得勘定で動いていました・・・。これをすることは自分にと得なのかそうじゃないのかって。

 

だから、イライラすることも多かったし口ではお客さんのためだなんて言ってましたけど実際は自分の為ってのが多かったと思います。

 

今はそんな考えから脱却できました。

 

毎日フリではなく上機嫌で生きることも出来ています。毎日、上機嫌ではまだいられませんが(笑)

 

上機嫌でいたからこそ、この本と出会えたんだとも思います。運転手は文中でこのようにも言っています。

 

「報われない努力はない」

 

きれい事だと思っていましたが、どうやらそうではなさそうです。

 

「世の中は誰かが頑張る姿からもらったエネルギーの集合体。

 

世の中の人はみんな、誰かの努力する姿にエネルギーをもらって自分を動かしてるくせに、自分が努力するということになると、運にしても成果にしても、〈今の自分〉という、ものすごく狭い世界の、短い期間でしか判断しないので、〈運が悪い〉〈努力は報われない〉と簡単に結論づけてしまう」

 

「努力の成果が表われるのは、ずっと後になってから。自分にではなく、周りの大切な人に表われることもある。

 

それなのに努力をしたり頑張ったら、いますぐ自分にいいことが起こらなければ、〈運が悪い〉〈努力は報われない〉・・・って大騒ぎ。

目次

〈今すぐ、自分だけ〉 

って考えすぎなんですよ」

 

そうなんですよね。その通りだと思います。

 

少なくても僕はそうでした。

 

僕たちは未来を変える力を持っています。今の時代も延々と営まれてきた命の物語の一部です。

 

僕たちにとっては「最初からあった」モノですが、それは両親の世代や祖父母の世代、さらにその上の世代の人たちが築きあげてくれた時代を生きているわけですよね。

 

そう考えると未来に対して、次の世代に何を残せるのか?を真剣に考える必要があると思います。

 

そんな気づきまで与えてくれたこの「運転者」。とてもオススメします。

 

 この本をオススメしてくれた古川さんにも大感謝です!!

 

今回も最後までお読み頂きありがとうございます。 


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