毎度!
京都の幸せ配達人、勝浦 豊です。
今日も宜しくお願いします。
さて、今回は映画の話を書きたいと思います。
面白いよと勧められたので観てみたんですが、めちゃくちゃ面白かったです。
目次
映画のタイトルは、「アルキメデスの大戦」。
1930年代の日本を舞台とした、戦艦大和が造られるまでの過程を描いたお話です。
この映画のキャッチコピーが、
「これは、数学で戦争を止めようとした男の物語」
最初、このコピーを見たときは何のこっちゃと思いました。
戦争を数学で止める?無理無理!そんなん出来るわけないと。
しかも、面白いから観て欲しいと勧められた映画。
これは観るしかないなと思い観てみました。多少のネタバレは許してくださいね。
ビデオ1観月橋店でDVDを借りて観たんですが、開始早々やられました。
いきなり巨大戦艦の戦闘シーンです。日本が誇る巨大戦艦と言えば・・・。
そう『大和』です!
戦艦大和って男にとってはロマンありますよね~。
え?ないですか?
僕は、小さい頃に大和のプラモデルをワクワクしながら作ったのを思い出しました。
え?大和、戦ってるやん?作るまでの話ちゃうん?
頭の中で???とハテナマークが並びますが、ここから話が回想していきます。
映画の舞台となる1930年代の日本は、満州事変が起こり、国連からの脱退、
日中戦争と世界からの孤立を深めている時代です。
国内をみても、五・一五事件や二・二六事件が起こり軍部の権力が強くなっていて
第二次世界大戦へ待ったなしという状況です。
ここまで詳しく映画で背景描写はないですが、見終わった後に調べてみると更に
理解が深まります。
僕は、時代背景を詳しく知りたくなって調べてしまいました。(笑)
この映画のリアルなところは、こういった時代と政治的な描写を実話とフィクション
を上手く織り交ぜている所にあると思います。
だって、山本五十六なんて有名人が出てくるんですから。
この方は、太平洋戦争に最後まで反対しながらも、連合艦隊司令長官を勤めた
悲劇の名将とも呼ばれています。
経営者にもファンが多く、「やってみせ」から始まる格言はご存じの方も
多いでしょう。
演じているのは、館ひろしさん。
渋い!!
その、館ひろしさん演じる山本五十六海軍少将と天才数学者である櫂直(かいただし)
が出会うところから物語が動き出します。
櫂直(かいただし)を演じるのが菅田将暉さん、やっぱり演技が上手ですね。
帝国大学(現東大)の数学科に在籍していた、櫂はある理由で退学させられます。
在籍中、「西の湯川、東の櫂」と呼ばれていた超秀才です。
西の湯川というのが、日本人初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹さんなので
櫂がどんだけ凄いのかが分かるかと思います。
でも、この櫂は架空の人物です(笑)
本当に実在していたら、この人もノーベル賞を貰っていたでしょうね。
さてさて、DVDがまだ新作なのでネタバレは控えめにあらすじを書いておきます。
時は1933年(昭和8年)、満州国樹立した日本と中国を狙う欧米列強の対立は
激化の一途を辿っていた。
世界が不穏な空気に包まれる中、日本の運命を左右することになる重大な会議、
「新型戦艦建造計画会議」が今まさに海軍省の会議室で行われていた。
次世代の海の戦いを見据える「航空主兵主義」派と日本海軍の伝統を尊重する
「大艦巨砲主義」派。
戦闘機を積む空母なので戦艦としては必要最低限の装備しかない航空派よりも
巨大で大砲を多く積んでいる大艦派の方が安い見積もりを出してきます。
そのため、会議では巨大戦艦を作る方向で行こうという流れに。
「今後の海戦は航空機が主流になる」
という持論を持つ館ひろしさん演じる山本五十六は、巨大戦艦がそんな見積もりで
作れる訳がない。国家予算をムダにする不正行為だと追求しようとします。
不正を追及しようとすると本当はいくらかかるのかという見積もりを独自で
算出しなければなりません。
しかし、巨大戦艦に関する情報は相手からしてもトップシークレットであり
情報は全て秘匿しています。
そこで白羽の矢が立ったのが、100年に1人の天才と言われる元帝国大学の
数学者、菅田将暉さん演じる櫂直(かいただし)。
日本に絶望し、アメリカに渡るからと協力を頑なに拒む櫂に、山本は衝撃の
一言を告げます。
「巨大戦艦を造れば、その力を過信した日本は、必ず戦争を始める」
この言葉に意を決した櫂は、巨大戦艦の建造費を暴く戦いを始めます。
最終決定がでる会議まで、残る期間は2週間。
会議までに櫂は、建造費の不正を暴けるのか?
そして日本は、どうして戦争へ歩んでしまったのか?
続きは是非、DVDでご覧下さい。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます。