その話、ホンマに信じてええん?


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毎度!

会社で1人南南東を向いて恵方巻きにかぶりついているかっつんです。1人で食べる恵方巻きって侘しいですね…。黙って食べんとあかんので、1人でも別に問題ないんですけどね。

今年は、124年ぶりに2月2日が節分の日らしいですね。友人に教えて貰って、初めて知りました。

2月3日が節分やと思ってたんですが、立春の前日を節分と呼ぶらしいです。で、今年は2月3日が立春なので前日の2日が節分という貴重な年のようです。

1つ賢くなりました(笑)

今回は、タイトルの「その話、ホンマに信じてええん?」について書きたいと思います。

具体的に言うと、色々と物議をかもしている「保険不要論」についてです。

いつの時代も、保険は必要・不要という論議はあるんですが、最近インフルエンサーと呼ばれる人達が保険は不要と言っているのを真に受ける人が多いんで個人の見解を書いてみることにしました。

目次

保険不要論

SNSなどのインフルエンサー(フォロワー数が多く影響力のある人)が、結構な頻度で言っているんですよね。医療保険は要りませんとか、保険は掛け捨ての死亡保険だけでいいとかって。

それって、ホンマにそうなん?って僕は思います。

そんなん思うんは、お前が保険屋やからやろ!

俺(私)は、インフルエンサーの言うこと信じてるんやから保険屋は黙っとけ!!って人には、これ以降の内容は全く役に立たないんで、ここから先は読まないで下さい。

インフルエンサーが保険は不要やってのは、何を根拠に言っているんでしょうか?

よく聞く理由は、日本は公的補助が充実しているから、医療費がそんなに掛らない。だから、医療保険は必要ない。(昨日も書いた、高額療養費とかですね)

なるほど、一理ありますね。

次に、なるかどうか分らないものにお金を払うのが馬鹿らしい。それなら、貯金や投資でお金を貯めておく。いざ、なったら貯めたお金で賄う。

なるほど、沿う思う気持ちも分ります。

最後に、貯蓄型の保険に対してですが、お金を貯めるなら保険でやるよりも他の株や投資信託でやった方が利回りがいい。投資運用を保険でやる必要がない。

まとめると4つの理由があるのかなって思います。

①日本は公的補償が充実している

②貯蓄があれば十分

③保険のお世話になる機会はほとんどない

④資産運用をするなら、保険は割高で他の運用商品の方が有利

この理由をみて、あなたも保険は要らないって思います?

1つずつ見ていきましょうか。

①日本は公的補償が充実している

日本は公的補償が充実しているというのはその通りです。日本は皆健康保険制度を取っているので、基本的には保険証をみんな持ってますよね。

そうすると、高額療養費が使えるので、一定額以上は医療費の自己負担がありません。だから、医療保険は必要ないって言う人が結構いるんですよね。

でも、本当にそうなんでしょうか?

確かに、健康保険適用の治療を受けると高額療養費が使えます。しかし、健康保険の適用にならないお金があることを忘れてませんかって僕は思うんです。

入院したときの食事代や差額ベット代。治療にしても、健康保険の対象にならない先進医療や自由診療を受けると、めちゃくちゃお金が掛ります。

自分は健康保険対象の治療しか受けへん!!こんな考えなら、必要ないかもしれません。

ただ、あなたが命に関わる病気をしたり、病気によって障害が残るかもしれないって時に、「自由診療や先進医療なら治る可能性がある」って言われたらどうです?

「死んだり寝たきりになってもいいから、お金の掛らへん健康保険の治療だけにして下さい」って言いますか?

80代、90代でそんな状況になったら、もういいって思えるかも知れません。でも、30代や40代、50代でなったらどうでしょう?

僕なら、絶対に治る可能性があるなら高い治療を受けたいと思います。公的補償だけでは、賄えない治療があることを忘れないでおいて下さい。

②貯蓄があれば十分

この意見には、確かに一理あります。

貯金が十分にあれば、保険が必要ないことには僕も同意します。

ただ、この貯蓄が十分あれば保険いらない。貯蓄で賄うから保険はいらないって言う人に、「じゃあ、いくらあれば十分なんですか?」って聞くと、ほぼ答えに詰まります。

たまに、答える人がいるんですが、その人に「では、その金額を貯金で持ってるってことですね?」って聞くと100%答えは「No」です。

いや、持ってへんのかい!!って突っ込みたくなります。

「これから貯めるんです」という人は最悪です。なぜなら、貯蓄で賄うから保険はいらないと言っているのに貯蓄がないんですよ。

すでに、論理が破綻していることに気づいてもいません。どうすんの?って思います。

こういう人は、自分は健康やから若いから病気はせえへんって信じてるんでしょうね。

ある人が上手いこと言ってたんですが、「俺は、安全運転やから事故らへん。だから、自動車保険に入らへん」ってのと同じです。

こんな人が友達にいたらどう思います?「いや、なんかあったら大変やし保険に入らんとあかんよ」って言いません?

どうして、生命保険だけ若いから健康やからが必要ない理由になるのかが僕には分かりません。生命保険のことになると、頭がお花畑になるんでしょうか?

③保険のお世話になることはほとんどない

はい、何もないのが一番ですよね。

でも、何があるんか分からんのが人生ってやつです。保険の基本理念は相互扶助。

不幸があって、大きなお金が必要な時のために、みんなで少しずつお金を出し合って備えるのが保険の仕組みです。

お世話にならないのが一番ですが、何が起こっても経済的に困らないようにしておくのって大事じゃないんかなって僕は思います。

何も備えておかなくて、家計がめちゃくちゃになった人も知っているんで余計にそう思います。

僕の好きな言葉に「Lifeの真ん中にはifがある」というのがあります。

人生にはifが起こる可能性が常にあります。自分には起こらないだろうと思うならそれでもいいです。あなたやあなたの周りの人が困ることになっても、気にしないというならそれは自己責任。

ただ、僕はそんな人とは付き合いたくありません。

④資産運用するなら保険じゃなくていい

これは、その通りです。保険の運用利率はどんどん下がっているので、利回りだけを考えると他の金融商品を購入した方がいいと思います。

保険の基本は保障です。不幸な出来事が起こった時に経済的に困らないように備えるのがそもそもの目的です。

そこを間違えないで下さい。大事な保障を持ちながら、お金を運用できる貯蓄性の商品があるよというだけです。

商品によっては、めちゃくちゃ増えるのもありますが、基本は保障。

あなたの目的にさえ合っていれば、保険だろうが不動産だろうが株だろうがなんだっていいんです。

だからこそ、プロの意見が必要なはず。

それなのに保険や金融の素人であるインフルエンサーが、保険はいらないという言葉に踊らされるのはいかがなものでしょうか?

彼らは、あなたが保険をやめた後に不幸が起こり、金銭的に困っても責任なんか取ってくれません。

そもそも、一人ひとり環境や家族構成、収入や支出などが全く違うわけですから、インフルエンサーの考えと同じでいいわけがありません。

結論としては、保険が必要ない人は確かにいます。それは、お金がある人です。

どれだけ治療費が掛かっても払えるし、長期の治療になって収入が途絶えても貯蓄で賄えたり、不労所得があるから全然問題ない。

こんな人なら保険はいらないかもしれません。ただし、お金持ちほど万が一の経済的損失は、保険で備えた方が合理的だと分かっているので必ず保険に入っています。

あのインフルエンサーが言っていたから…ではなくて、ちゃんと自分の頭で考えるようにしないと自分も大切な人も守れなくなりますよ。

だって、その人は素人なんですから。

今回は、保険不要論について書いてみました。最後までお読み下さりありがとうございます。

 

 

 

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