高一の娘と休校中&リモートワークなのをいいいことに、平日の昼間から「桃鉄」で盛り上がったかっつんです。
「娘といつまでも仲良しでいたい」そう常に思うかっつん。やっぱり父親と娘、仲が悪いよりは仲良しの方が良いですよね。
いやいや、あんた仲良しやん!
娘と「桃鉄」してたんやろ?そんな風に思われたかもしれません。
しかし、そんなことはありません。僕も最近まで、娘が口も聞いてくれませんでした。
それはもう酷い扱いでしたよ。まだ、「パパのと一緒に洗濯せんといて」とか「パパの後でお風呂入るの嫌」までは言われてませんが・・・。
それでも、話しかけてもスルーなんて事はしょっちゅうでした。
一緒に出かけるのも嫌がられていたんです。悲しい・・・。
そんな関係がなぜ改善したのか。娘との関係に悩んでいる父親って結構いるのでは?
そう思ったので書いてみようと思いました。気になる方はお付き合い下さい。
目次
きっかけはコロナ
今も続いているコロナによる自粛。大変な思いをされている方も多いのですが、個人的には凄く良かったなと思う部分もあります。
経済的にダメージを受けている方、すいません・・・。
良かったことの1つが、娘との関係改善です。「なんで、コロナで関係が改善すんの?」と思いますよね。これは、おたがい家にずっといる状況が大きかったんだと思います。
娘は4月から高校生になったんですが、始業式に出た後はずっと休校状態。僕もリモートワークで家で仕事をしていました。
家に仕事を持ち帰らないようにしていたので、最初は戸惑いましたが、ビングで仕事をするようになると目の前のソファーにいつも娘がいるんですよね。もちろん会話はありません(泣)
お昼になって、「お腹空いたな。何食べる?」って聞いても携帯から目をそらさず何も言いません。
「弁当とか買ってくるけど何がいい?」って聞いてようやく立ち上がりキッチンへ。
そして自分の分だけを作って黙々と食べている・・・。書いていて泣けてくるような状態だったんです。
中学生の時からこんな感じだったんで、お客さんに相談したこともありました。
すると決まって、「思春期なんてそんなモノよ。大学生くらいになれば元通りになるから心配しなくても大丈夫!」という答えが返ってきます。
その答えを聞く度に、「そうか、そういうもんなんか。大学生になればって、あと3年くらいはこのままか・・・」と落ち込んでいました。
こんな日々が続いていたので、冷たい態度に慣れることはないですがまたか・・・と1人傷ついていたんです。
小さいときはこんなに可愛かったのに・・・。
「パパ、パパ、抱っこして!」って毎日のようにくっついてきたり、お店で僕と間違って隣の知らない人に話しかけてしまったあと、怖くなって僕にしがみつきながら泣いていた娘。
生意気になっても、親に対してふざけた口をきくようになっても、小さい頃の事を忘れることはありませんよね。
娘の変化
それはもう驚きましたよ。座ってたイスから転げ落ちそうになるくらい(笑)
僕が驚き固まっていると、「何、固まってんの(笑)いらんかったら自分のだけ作るし」と話しかけてくれる娘。
「いる!お昼ご飯作って下さい!!」嬉しくて敬語でお願いしちゃいました。しかし、時が止まるってあるんですね。
娘は「The World」のスタンドが使えるのかもしれません。
この時に作ってくれたのがチャーハンでした。一口食べると美味しい!二口食べるとめっちゃ美味しいやん!
「凄いやん!めっちゃ上手いしチャーハン。天才やな!他の料理も食べてみたいわ」
感じたままに伝えました。すると、向かい側で黙々と食べていたのに照れたような顔で、「そうやろ?私、天才やねん。何でもできちゃうねんなー」
とまんざらでも無い様子でニヤニヤしだしたんです。こんな顔見たの久しぶりやなーと思いながらもそれ以上の会話も弾まずごちそうさまになってしまいました。
でも、その日から僕のご飯も娘が作ってくれるようになったんです。
話しかけてくる頻度も増えてきました。今までは、ツンデレやったんか?と思うほどに。
何が娘の態度を変えたのか
色々な要因があるのかもしれませんし、子どもの性格などもあるんだと思います。うちの場合に限定すると要因は3つあるそうです。(娘の話によると)
①ずっと家にいて暇だった
ありそうですよね。仲良く話が出来れば理由なんてなんでもいいんです(笑)これこそコロナ万歳ですよね。普通に学校に行ってたり会社に行ってったらこんな時間持てなかったんですから。
でも、よく考えると思春期であったり異性なので話の内容に気を配る必要はありますが、僕が勝手に娘に対して壁を作っていた部分もあるのかもなと感じました。
反抗期だから、思春期だから仕方ないと言い訳したり、仕事に逃げたりして娘ときちんと向き合ってきたのか?と問いかけると出来てなかったんじゃないかな・・・。
そういったコミュニケーションで反省する部分に気づくことが出来ました。
娘の作ってくれたご飯に美味しいと感謝と感想をきちんと伝えたのも良かったみたいですよ(*^^*)
②僕が家事をしていた
そうなんです。これって結構大事なことなのかなって感じました。
家にいるので仕事の合間合間の時間で家事が出来ちゃうんですよね。洗濯機を廻して、廻してる間に洗い物をする。洗濯機が終わったら、干して、トイレ掃除や部屋の掃除をする。
ご飯を作ることは出来なくても、それ以外の事って出来ちゃうんですよね。単身赴任をしていたおかげかもしれませんが。
娘はその姿をずっと見ていました。休みの日に家でゴロゴロしている姿ではなくて家事をする父親の姿を見ていたんですね。
皆のために家の事をやっているから、私もご飯を作ってあげようって気になったと言っていました。
これって仕事にも当てはまりますよね。僕はご飯が作って欲しくて、家事をやっていたわけではありません。自分も含めて家族が気持ちよく過ごせるように家事をやっていました。
与える者が与えられるってことを、改めて娘に教えてもらいました。
これが一番驚きました。そうなん?って二度聞きしましたもん(笑)
別に仕事をしてる姿がカッコイイとかではないですよ?
部屋着のスウェットで、電話したりパソコンをいじったりZoomでミーティングしたり訳ですから。ただ、僕がどのように仕事をしているのか一端が見れたのが良かったそうです。
「お客さんと話す時の口調とか内容って、家にいるときと違うなー。なんかプロっぽいやん」
娘からすると褒め言葉のようです(笑)プロなんですけどね・・・。
嬉しかったのは、「なんか大変そうやのに、楽しそうにしてるよな?そんなに仕事って楽しい?」って興味を持ってくれたこと。
「そやでー、楽しいねん。ずっとやってられるわ。」ってニコニコしながら答えちゃいました。
またこんなこともありました。先日、僕の所属しているマーケティングの勉強会がZoomであったので参加したんですよ。
40名ほどの参加者がいて講師の先生が現状の悩みなどに対して答えてくれるという形式でした。ですから、話す人以外はミュートにして音声を拾わないようにして話を聞くスタイルです。
途中、お客さんとの約束の時間が近づいてきたので、席を外しZoomから聞こえてくる先生の話を聞きながら準備をしていました。
すると、娘が「なぁなぁ」と聞いてきました。
持って行く資料を準備しながら、「どうした?」と聞くと「これって、こっちの声は聞こえへんの?」という返事が。
何のことや?と思って声の聞こえる方を見ると、娘がさっきまで僕が座っていたイスに腰掛けてZoomの画面を興味津々な顔で見ていました。
笑いそうになりましたが、「そうやで、ミュートっていってこっちの音は聞こえようになってんねん」と教えてあげました。
「ふーん、そうなんや」と更に画面を見つめる娘。そして、
「いっぱい人写ってるなー。こっちは見てるだけなん?」
気になるようです。
「いやいや、こっちも見えてんで?パソコンのカメラで写ってるよ(笑)」
そう僕が答えるやいなや、
「え?見えてんの?うぎゃーーーー!!」
って逃げ出していきました。コロナ前には考えられなかった光景でした。
まとめ
まとめると、娘と良い関係を築きたいなら娘と関わる時間が必要だと感じました。
こちらの勝手な思い込みで、いじけたり突き放したりしないことが大事だと思います。思春期なので、話す内容には注意が必要ですよ?
身体的な話はNGです。それは分りますよね。
それと、父親が楽しくしている姿を見せるのも大事なのかなって思いました。仕事でも趣味でも遊びでもいいと思うんです。
楽しんでる姿を見せていると、そんなに楽しいのかな?どんな事をしてるのかな???って興味を持って話しかけてきてくれるようです。これは、マジでオススメです!!
色々と書いてきましたが、根本的な話をすると夫婦の仲がいいお家は子どもとの関係も良好な気がします。
だって、普段の生活では母親の方が圧倒的に子ども達と接する時間が長いわけですもんね。
ママがパパの愚痴や悪口を普段から言葉にしていれば、それを聞いている子ども達はどう思うでしょうか?
「パパは悪い奴だ。パパってろくでもない人なんだ」って思うようになりますよね。
だから、ママは普段使う言葉に気を付けて欲しいと思いますし、パパもそんな事を言わせないように出来ることからやっていきましょう。
休みの日は、家事をしてみる。ご飯を作ってもらったら、感謝の言葉や美味しいと伝えるなど出来ることは色々とあるはずです。
冷め切っていた娘との関係がコロナをきっかけに改善したので、何が起こったのかについて書いてみました。子どもとの関係に悩む、パパやママの参考に少しでもなれば幸いです。
9年前の娘と息子です。ここまで育ってくれてありがとう。
最後までお読み頂きありがとうございました。