鬼滅の刃 劇場版~無限列車編~


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毎度!

d払いの設定が上手くいかず困っているかっつんです。これどうしたらええん?バーコードとか出てんのに読めませんっていわれるんやけど・・・ってなってます。

グーグル先生に聞いてみて、よく分かんないの詳しい方がいれば教えて下さい。

映画のチケットd払いできんかった・・・。

さて、今めちゃくちゃ話題となっている映画、「鬼滅の刃」観に行ってきましたよ!!

公開初日から興行収入10億円を突破し、3日で興行収入46億円!!100億円越えの最短記録を破るか!?と映画の内容とは違うところでも話題を提供してくれています。

まあ、そんなことはどうでもええけど。それくらい人気や話題性が高い作品です。

映画館でも、グッズ売り場っていうんですか?パンプレットとか売ってるとこ。あそこに張り紙があるんですよ。「鬼滅の刃関連の購入はお一人様3点まで」って。

こんなん初めて見たわ(汗)どんだけ人気なんでしょうね・・・。

個人的には、この映画の人気はまだまだ続くやろうなって思います。なんなら一人勝ちですよ。だって、ライバルがいないんですから。

ディズニーの「ムーラン」「ソウルフルワールド」が劇場公開の中止、有料の動画配信のみを決定してますよね。もう、洋画はしばらく日本では観れないかもしれません。

「コロナでどうせお客さんが来ないから・・・」そんな理由でほとんどの映画が延期してくれたおかげで鬼滅の刃が一人勝ちってとんでもない状況です。

なんかもう、みんな現状のコロナ騒動が「パフォーマンス」でしかなくて、別に大丈夫そうやなって気付きだしてる。けど、雰囲気的にまだ「自粛」やから・・・というので映画にもこれなかった人たちが、その溜まったストレスが爆発するかのように押し寄せてるように感じます。

公開された時期的にもGOTOトラベルが始まり、人が外に出だしたタイミングでしたからね。

どちらにせよ、結果は初動だけで言えば、3日間の動員や興行収入が「歴代1位」という、まさに映画史上初の現象が今実際に起きているわけです。

では、これから映画を観て感じたことなどを書いていきますんでお付き合い下さいね。ネタバレとかは気にせずに書くので、知りたくない方は回れ右して退場下さい。

映画を観たあとで、再度読みに来てもらえたら嬉しいです。

目次

無限列車編

映画のタイトルにもなっている「無限列車編」ですが、これは原作にも登場します。というか、原作のシーンをそのままアニメ化した非常に珍しい映画になっています。

言うたら、アニメで放送しててもおかしくなかったのを映画版にした作品です。普通あり得ませんよね。ONE PIECEやドラゴンボール、ドラえもんやクレヨンしんちゃん。

映画化されているアニメは数多くありますが、劇場版はどれもがオリジナルストーリーです。それが、まさかの原作の内容をそのままアニメ化!!

多少はオリジナル部分がありましたが基本的には原作に忠実です。斬新すぎる(笑)

アニメがこの無限列車編の前の話で終わってるんで、続きを劇場で観る感覚ですね。僕は原作だけでアニメを観ていなかったんで楽しみにしてました。

映画が始まると、いきなり興奮するもんですね!炭治郎や善逸、伊之助が動いとる!!って(笑)

アニメなんやから当たり前ですが、なんか嬉しかったんです。うわー、うわーって心の中でなってました。

そうするうちに、今回の主役登場!!

炎柱、煉獄杏寿郎。列車が揺れるくらい「うまい、うまい」って弁当食うってどんだけ・・・。豪快なところもこの人の良さですが、初対面やったらただのウザい人です。

これだけ美味しそうに食べてくれたら女性は作りがいあると思います(笑)しかも、めっちゃ食うしこの人。

そうこうしてるうちに、敵である鬼との戦いに突入していきます。この辺のスピード感が鬼滅の魅力!ダラダラとした話が展開し、飽きるというか中だるみするなんてことがありません!

グングン話に引き込まれていきます。

夢の中

あなたは見た夢の内容を覚えていますか?

「せっかく良い夢見てたのに」とか「こんな夢見てん」とか言う人がいますが、僕は夢を覚えていません。眠りが深いんでしょうか?見てるけど覚えてないだけなんかは分りません。

こんな話はどうでもいいんですよ!

無限列車編の敵は、魘夢(えんむ)という夢を操る鬼です。

自分の血を混ぜた切符を車掌が切ることで、術が発動し切符を持っている乗客を眠らせます。そして、相手が望む願望や幸せな夢を見せることで深い眠りにつかせ食べる恐ろしい鬼です。

顔とかは女性みたいで華奢ですが、やることはエグいです。

鬼退治にきた炭治郎、善逸、伊之助は夢の中へ落ちていきます。幸せそうな顔して寝とるのー。そこへいくと、鬼狩り最強のメンバーである柱の一人、煉獄さんは違う!!

え???

ね、寝とる・・・。

あれ?煉獄さん???あなた柱ですよね?

鬼を退治に来たんですよね?なんで寝てんの?

原作を読んだときと同じ突っ込みをしてしまうのは、やはりキャラが動くアニメに感情移入してしまっているからなんでしょうかね(笑)

そうなんです。この話の主役なのに、ちゃっかり敵の術にかかってるんですこの人!!もう、うっかり者すぎ。今のところ、食いしん坊で豪快なだけのタダの馬鹿ですよ。

皆の夢の話はここでは割愛しますが、僕の心の琴線にふれたのはやっぱり主人公の炭治郎の夢でした。主人公やから一番丁寧に描かれていたってのもあるんですが、切なくなったんです。

炭治郎の見ていた幸せな夢は、家族と普通の日常を過ごすことでした。彼は、鬼に家族を惨殺され、唯一生き残った妹も鬼にされていました。

家族の仇を討つことと、妹を人間に戻すこと。それが、彼が鬼殺隊士として鬼と戦う理由であり原動力です。

夢の中では、死んだはずの家族がいます。妹や弟、それに母親。皆が「炭治郎」、「兄ちゃん」と笑いかけてくれる平穏で普通の日常の日々がありました。

平凡な日常に幸せがある。大切な人、大好きな人が隣にいて笑いかけてくれる。普通すぎて忘れそうになる、そんな日々が幸せだよって教えられてるような気持ちになりました。

しかし、そんな幸せな夢の途中で炭治郎は気付くんです。「これは夢だ」って。

そして、家族が「兄ちゃんどこ行くの?」「行かないで」という制止を振り切って家から飛び出していくんです。

「あぁ・・・。ここに居たいなぁずっと」

「振り返ってもどりたいなぁ」

炭治郎の正直な心の声が溢れてきます。本当はずっとこうしてくらしてたいよなって思います。しかし、その思いすら振り切る炭治郎。

俺の家族はもういない。もうどこにもいないんだ!この悲しい彼の心の叫びに目頭が熱くなりました。だって炭治郎って14才ですよ!?中学2年生にこんな残酷な夢を見せるなんて・・・。

幸せな夢と残酷さって実は紙一重なのかもしれません。

そんな時に背中から聞こえる声。いちばん小さな弟が「お兄ちゃん、置いてかないで!!」と叫ぶんです!

やめたげて!!兄ちゃん置いて行ってないから!!そんなん言うたらあかん!!もうね、ホンマに叫びそうになりましたよ。

でも、炭治郎は僕よりも大人でした。振り返らず走り続けながら心の中で謝るんです・・・。

ごめんなぁ六太。もう一緒にはいられないんだよ。

だけど、いつだって兄ちゃんは、お前のことを思ってるから。

みんなのことを想っているから。

たくさんありがとうと思うよ。

たくさんごめんと思うよ。

忘れることなんてない。どんなときも心はそばにいるよ。

だからどうか許してくれ

書いてるだけでまた泣きそう・・・。

許すよ!!俺が許すから、もう自分を責めないでいいよ・・・。

分るよ、大事な人がいなくなったら忘れることなんてできひんよなって・・・ここでもう僕は号泣でした。涙と鼻水でマスクやばいことなってましたよ。まだ中盤やのに(笑)

夢だと気付いた炭治郎ですが、覚醒(起きる)する方法が分りません。どうすればいい?みんなも寝てるとすれば危険だ。どうしたらいい・・・焦る炭治郎に死んだはずの父親が現れ語りかけます。

「切るべきモノはもう在る」

父からのヒントに何か気付いた炭治郎。しかし、一瞬ひるむ彼。もし、現実に影響したら・・・。

だが、迷うな!やれ!!

彼が実行したのは、なんと自分の首を切る自害でした。そうです、夢の中での死が現実への目覚めに繋がっていたんです。

主人公が自分の首を切るって・・・なかなかに衝撃の映像ですよね。こういったところが12才以上の年令制限に繋がたんかもしれません。他にもグロいのあったけど。

名言多すぎ煉獄杏寿郎

みなさんお待たせしました。いよいよ主役の登場です。ここからはネタバレノンストップです。

大食いで敵に眠らされて良いとこが全く無かった煉獄さんがいよいよ本領を発揮し出しますよ。

原作で読んだときはそこまで愛着が沸かなかったんですが、映画を観て一気に好きになりました。ええ、ミーハーですが何か!?

詳細は劇場で確認して欲しいんですが、列車が大変なことになってるときに煉獄さんも覚醒します。

「柱としてふがいなし。穴があったら入りたい」

あんたも寝てたもんね!穴があったら入りたいってホンマに反省してる?って突っ込みたいほど脳天気なこと言ってます。

しかし、力ははんぱないんです。この人、さすがは柱って活躍をしてくれますし、出す技出す技がアニメで観るとカッコいい!!

作画してる制作会社の「ufatable」って神なの?そりゃ、アニメからハマる人が多かったんも分るわってレベルで格好良すぎます。

緊迫感や疾走感が半端なくって痺れるってこのことですね。

そして、無限列車の鬼を倒すわけですが、ここで終わりじゃないんです。いよいよメインイベントがやってくるんです。

上限の参、アカザってのが出てきちゃいます。そしてこの鬼、めちゃくちゃ強いんです。設定では上限の鬼って柱3人分ほどの強さらしいです。

そんな鬼と一対一で戦う煉獄さんは正に漢(おとこ)でした。しかも、名言垂れ流し状態です。

まずは、これです。

俺は俺の責務を全うする。誰も死なせない。

そうです。煉獄杏寿郎という漢は、戦いで傷つき満身創痍の炭治郎や伊之助、それに列車の乗客200人を守りながら上限の鬼と戦っていたんです。

この覚悟に痺れちゃいますね!

凄いのが、めちゃくちゃ強い鬼と戦って一歩も引かない煉獄さんの強さに鬼がスカウトしてくるんですよ。

「杏寿郎、鬼になれ!!」

って、煉獄さんはめちゃくちゃ強いんですが、まだまだ強くなれる。でも、人間はケガしてもすぐには治らないし死ぬのが早いから強くなるのに時間が足りなくなる。

だから、鬼になって永遠に近い時間を手に入れたらお前はもっと強くなれるって誘ってくるんです。強くなるのが剣士の目標であれば魅力的な誘いですよね。

それに昔から不老不死って人類にとっては永遠の願いかも知れません。老化を食い止めるのに必死になってお金つぎ込む人もいますもんね。それが鬼になれば手に入るわけですよ。

こんなオファーを鬼にされるほど凄い人でした。しかも、この鬼は弱者には生きる価値などない、必要なのは強者のみ。こんなゆがんだ考えの持ち主でした。

でも、こんな考えの人って今の世の中にもいますよね・・・。

でも、煉獄さんは断ります。それも、即答で。名言もポンポン出てきます。

「ならない。老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ」

「強さというものは、肉体に対してのみ使う言葉ではない」

だから、炭治郎は弱くない。彼を馬鹿にするなと言い放つ煉獄さん。素敵・・・。

「キミと俺とでは価値基準が違う。俺はいかなる理由があろうとも鬼にはならない」

煉獄さんの覚悟がビシバシと伝わってきます。

鬼であるアカザにとっては強さが全て。強いことが善なのです。一方、煉獄さんにとっては強さは人を守るための手段でしかありませんでした。

一切の動揺を見せず、敵わないかも知れない相手に対しても自らの信念や人としての生き様を語る煉獄さんが格好良すぎて・・・。控えめにいって最高です。

お互いの必殺技を出し合った結果、煉獄さんのみぞおちを突き抜くアカザの腕。

「死んでしまうぞ杏寿郎!!鬼になれ!鬼になると言え」アカザは最後まで煉獄さんを鬼へと誘うんです。それほどまでに強かったってことですよ。

そんな煉獄さんの脳裏に甦るのが亡くなったお母さんの言葉でした。

「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです」

その言葉に奮い立った煉獄さんは、渾身の力を込めてアカザの首を刀で切りつけます。まだいくかアンタ!!最後まで戦うんかよ~。結果を知ってても頑張れ!!頑張れ!って心の中で応援してまう。

後ろの席からも、小さな兄弟の「頑張れ」って声が聞こえてきました。

頑張れ煉獄さん!もう少しや・・・。しかし、朝日が昇りだしたことに焦ったアカザは、自分の腕を切断し日が当たらない森の奥へと逃げていきます。

腹部を貫かれ致命傷を負っている煉獄さんはもう一歩も動けません。

逃げるアカザに向かい、炭治郎が叫ぶんです。

「逃げるな!!煉獄さんの方がずっと凄いんだ!強いんだ!

煉獄さんは負けてない!誰も死なせなかった!戦い抜いた!守り抜いた!

お前の負けだ!煉獄さんの勝ちだ!」

悔しさに泣き叫ぶ炭治郎。剣士としての技術、柱としての覚悟、そして何よりも人として高潔に戦い抜いた。こんなに尊敬できる人間はいない。

だからこそ、誇りも何もなく、太陽が出たら卑怯にも逃げ出すアカザが許せない。

そして、自分自身も・・・。もっと強ければ、ケガをしていなければ、守られる必要がなければ違う結果になっていたかも知れない。自分のふがいなさが悔しいそんな気持ちがあふれ出していました。

「もう、そんなに叫ぶもんじゃない。腹の傷が開く。キミも軽傷じゃないんだ。

竈門少年が死んでしまったら、俺の負けになってしまうぞ」

炭治郎に穏やかな声で話しかける煉獄さん。

「こっちにおいで。最後に少し話をしよう」

やめてくれ。最後とか言わんといてよ。もう死ぬみたいな展開なってるやん・・・。

少しずつ周りから鼻をすする音が聞こえだし、僕の心が更にざわざわし出します。

誰よりも真っ直ぐな柱、本当の強さとは何かを背中で教えてくれた煉獄杏寿郎の最後の言葉がくる・・・。

「胸を張って生きろ

己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと、

心を燃やせ、歯をくいしばって前を向け

キミが足を止めて蹲(うずくま)っても時間の流れは止まってくれない

共に寄り添って悲しんではくれない」

もう、もうね・・・。泣いちゃうよ!泣いちゃうしかないやろ、こんなん言われたら。

人生に通じる教えやと思うんは僕だけでしょうか?

落ち込んでいても時間は待ってくれへん。時間が悲しみを薄れさせるっていうけど、寄り添ってくれるわけではない。結局、自分自身を前に進めるのは自分にしかできひん。

いつまでも下を向いていないで、立ち上がれって。弱い部分も認めて受け入れろ、歯をくいしばってでも強くなれって応援されてるみたいやったな~。

そのあとに、

「俺がここで死ぬことは気にするな

柱ならば後輩の盾になるのは当然だ

柱なら誰だって同じことをする

若い芽は摘ませない」

ダメ押しきた・・・もう涙腺が持ちません。マスクもめちゃくちゃなってます・・・。涙と鼻水でなんか分らん物体になってます。

もうホンマに最高でした。

書いてて感動が甦って、机にティッシュが山盛りなってます。(決して変なことに使ったんじゃないよ)

僕が感動したところがあなたに響くかは分りませんし、別のシーンでもっと泣けるところがあるのかも知れません。

でも、煉獄杏寿郎の生き様はめっちゃカッコいいです。人として憧れます。

僕は煉獄さんのように心を燃やして生きているか?をもの凄く自分に問いかけるようになりました。

この感動をあなたにも劇場で感じてもらえると嬉しいです。

今回も最後までお読み下さりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 


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