毎度!
寒すぎて今更ながら、ヒートテックの極暖を購入したかっつんです。
なんなんですかね?この寒さ…。
家から出るのが嫌になります。
舞台って皆さん観に行ったりされますか?
僕はあまり行ったことがないんです。中学生くらいまでは演劇好きの母に連れられて何回か行った記憶があります。
しかし、ここ10年ほどは劇団四季のライオンキングに一度行ったことがあるくらいでした。
そんな僕ですが、今回舞台のチケットを頂く機会があったのでめちゃくちゃ久々に観劇してきました。
お芝居のタイトルは「D-river」。
水曜どうでしょうのミスターこと、鈴井貴之さんが手がける舞台でした。
観に行く前に、演者にはどんな人がいるのかな?と思い調べてみたんですが、豪華でビックリしました。
渡辺いっけいさん、温水洋一さん、田中要次さんなどテレビで見たことがある役者さんの名前が並んでいたからです。
はい、ミーハーです(笑)
でも、テレビで見たことがある人が出るってテンション上がるのも分かりますよね???
コロナ中にも関わらずホールはほぼ満席状態でした。人気や期待の高さがうかがえます。
昨日からワクワクしていたのですが、席に着くと更にワクワクしてきます。
始まるのが待ちきれないのですが、コロナ対策のため会場内では飲食禁止のためロビーで水分補給。
心の中では、小さなかっつんが「おら、ワクワクすっぞ」とテンション高めです。
劇画始まると、もうジェットコースターのように話が展開していきます。
どんな話か気になります?
すじとしては、人間は人工知能AIと共存できるのか?というのがテーマのようでした。
ある場所に集められた3人の男たち。お互い初対面で素性どころか名前も知りません。
3人は。あるミッションをクリアすれば高額な報酬が得られるという約束で集められました。
しかし、ミッションの内容は誰も知りません。
何をするのかも分からないまま、指示されたのは用意された車に乗り込むこと。
車に乗ってみたものの、一人はペーパードライバー、一人は免停中、もう一人は免許すら持っていません。
ただ、その車は最新の自動運転装置を備え、目をつむっていても運転できる優れものでした。
目的も目的地も何もわからないまま3人の男たちを乗せた車は走りだします。
さらに「ドライバーが最新の人口知能を搭載したロボットならどうなるか」という隠れたミッションも明らかに。
どうです?なんだか面白そうな話でしょ?
話の中で自動車メーカーは自動運転化の技術があっても、実用化はなかなかしない。
なぜなら、完全な自動運転になると事故が起こった際、運転者ではなく自動車メーカーの責任になるから。
そんな責任を背覆いたくないというのが本音ですという本当なのか脚色なのか分からないような問題提起が出てきます。
むむむ…。楽しいだけじゃなく意外に奥の深い演劇なのか?
役者さんたちが舞台に息を吹き込むかのように躍動する姿を観ていると「本当の話なのかな?」という気にさえなります。
実際に舞台を見ていると、ドラマや映画と違い一発勝負の舞台の世界を役者さんが楽しんでいるように感じました。
例えば、演技中に笑ってしまったりするとドラマなんかだとNGとなり撮り直しになりますよね。
しかし、舞台は生放送と同じで目の前にお客さんがいるので撮り直しが出来ません。
セリフを間違えても、セリフを飛ばして頭が真っ白になっても誰もカットと言ってくれません。
自分や同じ舞台に立つ仲間でなんとかしないといけないのです。
この舞台でも笑いが起きるシーンで、観客だけでなく演者さんも笑ってしまうところがありました。
でも、そんなところも「台本に書いてたの?」ってくらいさりげなく修正してくるのが凄いと感じます。
小さい頃に観ていたドリフターズに近いかもしれません。
たしか「8時だよ、全員集合!!」って生放送でしたよね!?
演者さんも舞台を楽しんでいるから、観客が笑うところで自分も一緒に笑っちゃうのかなと。
だって、台本のセリフを覚えるだけでいっぱいいっぱいで余裕がないと笑ったりできないはずですもんね。
しかし、仕事だし練習もするんでしょうけど、こんな長いセリフを覚えるって凄いなって思います。
自分のセリフだけでなく、他人のセリフも覚えていないと自分がセリフを言うタイミングが分かりません。
セリフを言うだけでなく、間を取ったり、感情を込めたり、体も使って演技をするんですから凄いとしか言えません。
人前で話すのが苦手な僕にはとてもじゃないですが人前で演技ができる役者さんには憧れてしまいます。
小学校の時、出た劇中でたった一言のセリフを言うのにもめちゃくちゃ緊張して顔が真っ赤になっていました。(汗)
人に何かを伝えられたり、感動を生み出せる職業ってやっぱり凄いなーってめちゃくちゃ感激しました。
お芝居が終わり、アンコールの最後のあいさつで渡辺一兄さんがおっしゃっていた言葉が印象的でした。
「僕はドラマや映画の撮影で若い俳優さんと一緒になることがあります。そこでよく質問されるんです。
『舞台ってずっと同じセリフを話すんですよね?飽きませんか?』って。
でも、僕はいままで何回と舞台に出ていますが飽きたことって一度もないんです。
舞台は生ものと言われる通り、同じ舞台って一度としてないんです。
今回の舞台でも何度か見て下さった方は、同じセリフなのに感じ方や感動する場所が違っていたりしませんでしたか?
役者の言い回しなどがその日の客席の反応や自分の調子によって変わってきたりするんです。
噛んじゃったり、思いもよらない間違いがあったりもしますから。
それも含めて舞台なんです。怖さもありますけど、僕は楽しくて仕方ない」
そんなことをおっしゃっていました。
楽しくて仕方ない。こんな言葉が言える仕事が出来るって幸せですよね。
だから、舞台上で不測の事態が起こっても楽しんでいるからこそ。アドリブでなんとかできちゃうんでしょうね。
楽しいが一番という大切なことを教えてもらえた公演でした。
生で観ると迫力や波動というかエネルギーを感じられてよかったです。
観劇おススメです!!
今回も最後までお読み下さりありがとうございました。
今日も応援しています。