毎度!
阪神が弱すぎて今年のペナントレースへの興味を早々と失くしてしまったかっつんです。35年阪神ファンをやっていますが、4月から試合結果すら見なくなったのは初めてです。
そんな低迷している阪神とは逆に、お客さんから色々と相談をもらえている僕はどうやら仕事が好調のようです。
今回は本業である保険の話をしたいと思います。
保険って生命保険と損害保険があることはご存じかと思います。簡単に言うと生命保険は人、損害保険は物についての損害をほしょうします。
同じほしょうでも生命保険は保障、損害保険は補償と字が違います。
字が違うという事は、もちろん意味も異なります。
目次
保障とは
広辞苑によると、保障とは「障害のないように保つこと。侵されたり損なわれたりしないように守ること」と書かれています。
不安や危害がないよう責任をもって請け負うという意味や、一定の条件の下、ある状態が損なわれないよう保護するなどの意味もあります。
例えば、死亡した場合は「今まであった日常が死亡したことによって侵されている状態」、病気をした場合は「今まであった健康が損なわれている状態」になります。
つまり、一家の家計を支える大黒柱が死亡したり、病気になると収入が途絶えたり、減少してしまいます。
近年では共働きの夫婦が多いので、奥さんがこのような状態になっても家計の収入は減少してしまいます。
また、家事や育児など奥さんが大部分を負担していたことをご主人がやらなければいけません。
外食による出費が増えたり、お子さんのお迎えの為に仕事を早く上がるなどご主人の収入減も起こり得ます。
このような「差し障りのあること」が起こった時、そのリスクからあなたやあなたの家族を「守る」ための金融商品が生命保険です。
もしもの時に備え、それらのリスクから守ってくれるサービスなのです。
このことから、生命保険では「保障」という字が用いられます。
補償とは
こちらも広辞苑によると、補償とは「損害や出費を金銭などで補い償うこと」。
自分が損害を受けた場合や相手に損害を負わせた場合に保険金を受け取る、保険金を支払うという意味なので損害保険ではこちらの補償を使います。
例えば、僕が冬道でスリップ事故を起こしたとします。
その時、車両保険金額110万円の補償内容で自動車保険に入っていたとすると車が全損になると110万円の保険金が受け取れます。
また、事故の際に縁石も壊してしまっていたら、修理費用の30万円も補償してもらえます。
つまり、車が壊れたのでその損害を補ってもらい、縁石の修理代は保険を通じて償うわけです。
補償とは、おぎない(補い)つぐなう(償う)という意味なので損害保険ではこの字が使われるのです。
まとめ
まとめると損害保険は原状復帰というのがそもそもの考え方です。
車や家といった物に損害が起こったとき、元に戻すための費用を保険で準備しておくわけです。
損害が自分自身に起これば補う、相手に迷惑をかけたのであれば償う。物損害によるリスクを負担してもらえるのが損害保険です。
一方で、生命保険は死亡や病気など人の身体が対象です。人が対象ですから、原状復帰などあり得ません。
死んでも生命保険を使ったら生き返った、ガンになっても医療保険を使ったら完治した。そんな話聞いたことないですし、あり得ません。
人は体を壊したときに元通りにはなりません。身体は元通りになりませんが、経済的に今と変わらないように準備するのが生命保険です。
差し障りがあったときに、経済的には(現状を)保てるようにリスクヘッジが出来るから保障って言うんでしょうね。
保障と補償の違い分かって頂けたでしょうか?
知らなくても別に困ることはないですが、知っていたら保険屋さんにダマされにくくなるかもしれません。
今回も最後までお読み下さりありがとうございます。今日も応援しています。