毎度!
先日、研修の司会を担当した際に、緊張しすぎて語彙(ごい)力をごじょうりょくと言ってしまい恥ずかしい思いをしたかっつんです。
参加した人に気づかれていないことを祈るばかりです。漢字に強くないのがバレてしまいますからね…(汗)
昨日、お客さん宅に訪問したとき感じたことを書きたいと思います。共感してくださる方がいれば嬉しいです。
10時に自宅へ訪問する約束をしていたので、1分前にお客さん宅前に車を駐めます。エンジンを止め、ルームミラーで身だしなみをチェックし時間丁度にチャイムを押しました。
法人に訪問する際は10分前に伺うのですが、個人宅へは時間丁度に伺うようにしています。
人が来るときには準備などがあると思うので、僕はそうしています。特に朝はバタバタしたりしますから。
少しすると玄関が開き、ご主人が笑顔で出迎えてくれました。
「おはようございます。どうぞおあがり下さい」
そう言いながら、自宅へ招き入れて下さるご主人に僕も「おはようございます。立派なお家ですね」と笑顔で返答しました。
玄関で靴を脱ぎ、手をアルコール消毒してからご主人に先導されリビングへ。
リビングに入ると小さな布団がひいてあり、赤ちゃんが何やらゴソゴソと動いていました。可愛い…と思いながら見ていると
「あー、起きちゃった!?」ご主人が赤ちゃんに声を掛けました。
その声に反応するかのように仰向けでゴソゴソと動いていたのに、クルっと反転しうつ伏せになったかと思ったら高速ハイハイが始まります。
「高速ハイハイ久しぶりに見ました(笑)目が離せない時期ですよね。今、何か月ですか?」
僕が質問すると、ご主人は「そうなんですよ。すぐに色んな所に行こうとするので大変です(笑)今、11か月です」と教えてくれました。
「捕まり立ちを覚えたら、更に目が離せなくなりますよ。それにしても、可愛いお子さんですね。目がクリクリで頭も良さそうです」
感じたことを僕が伝えると、ご主人の顔が緩みます。
「やっぱり、そう思います!?僕も奥さんと賢そうな顔してるなーって話してたんですよ!!」
ニコニコと嬉しそうに答えてくれました。
親ばかや!!この人も親ばかや。ええ、そう心の中で思いました。
でも、何も悪い意味で思ったわけではありません。僕は親ばかでいいと思いますし、親ばかで何が悪いねんと。
だって、自分の子どもなんて可愛いに決まってますから。
ウチの子どもにも、こんな可愛い時期があったなーと高速ハイハイをするお子さんを見つめていました。
ご主人が抱き上げると、小さな…本当に小さな手を伸ばしご主人の顔を触りながら「きゃっきゃ」と無邪気に笑う姿を見ているだけで癒されます。
しかし、子どもが可愛い時期が一瞬だというのも事実だと僕は知っています。
それは、僕には高校生と中学生の子どもがいるから。下の子は中学生だったが正しいですね。
無事に高校受験を突破し、この春から高校生になるので。
この時期の子どもは、とても多感です。思春期とか反抗期と呼ばれる時期ですよね。
僕自身、中高生の時には親を邪魔に感じたり、なんなら親と一緒に外出しているところを友人に見られるのが恥ずかしいなんて感じていました。
親の口出しをうるさく感じて、自分が悪いと感じながらも「うっさいな!ほっとけ」なんて口に出してしまうこともありました。
それが、自分が親になってみると子どもに当たり前のように無視されたりしてます。
まさに因果応報です。
「おはよう」とか「おかえり」といった挨拶でさえ無視とかザラですからね。
「挨拶は人間関係の基本やからちゃんとしろ」と注意しても右から左。聞く耳を持ちやがりません。
「難聴か!!」と何度ツッコみたくなったか分かりませんマジで。
しかし、どんなに成長し自分一人で大きくなったような顔をしていても、親に対してムカつく態度をとったり無視してきてもやっぱり子どもは子どもです。
小さい手で僕の顔に触れながら笑顔を見せてくれたり、首にしがみつきながら「パパー、パパ―」と泣いていた小さな我が子を可愛くないと思って育ててきた親なんか居ないはずです。
そんな事を考えながら、微笑ましい光景を見ていたら、一つの事に気づきました。
今の子どもとの関係性が悪いのって、自分が子離れできていないだけなんじゃないかって。
自分の思い通りに子どもが行動したり動いてくれないからイライラしてしまうだけなんじゃないかって思ったわけです。
小さい頃って子どもは何も出来ません。親がいないと行動範囲も狭いし、お金もない。何より、親と一緒が安心ですからね。
それが成長するにつれ、自転車という移動手段を手に入れ、電車やバスにも一人で乗れるようになり、クラスメートや部活仲間といった友達が増え、お金も持つようになります。
そうやって、子どもの世界が広がっていくのです。これは、自立する上でとても大切なことです。
異なった環境で育った人と交流することで、色々な価値観や考え方に触れることは、自分の中に軸を作っていく為には重要だと思います。
家族という小さな単位から、友達や社会といった大きな単位へと羽ばたいていくことは本来であれば喜ぶべきことです。
そこを僕は受け入れられなかったのではないかと感じたわけですよ。
子どもによって親が成長させてもらえると聞いたことがあります。
子離れできずに成長が止まっていたのは僕の方だったのかも…と高速ハイハイをする赤ちゃんを見ていて感じていました。
子どもはすぐに成長し、親の手を離れていきます。本当にそばに居られる時期は一瞬だと思います。
あなたは子どもとの時間を大切にしていますか?
「はい」と即答出来ない方は、接し方を見直してみるのもいいかもしれません。
子どもと過ごす日々の一瞬、一瞬を目に胸に記憶に焼き付けて下さい。今しか見れない顔や行動は親へのギフトです。
今、ウクライナでは子ども達も戦火に巻き込まれています。すでに100人を超える子どもが犠牲になっています。これ以上の犠牲が出ないよう一刻も早い終結を願います。
最後までお読み下さりありがとうございます。今日も応援しています。