入院が決まったら、最初にすること


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毎度!

昨日、佐藤輝の場外ホームランにテンションが爆上がりしたかっつんです。

車の運転中だったんですが、喜びすぎてブレーキを踏み遅れそうになり危なく追突するとこでした(汗)

野球中継で喜びすぎて事故とかしたら…全く笑えません。

相手さんに迷惑をかけてしまいますし、もちろん自分もケガをすると入院することが考えられます。

目次

治療費

もし、病気やケガなどで病院にかかった場合、あなたの医療費負担はどれくらいかは皆さんご存知ですよね?

そうです。健康保険証を提示することで、医療費の自己負担は3割ですよね。国が7割も治療費を負担してくれるなんて、凄い制度です。

75才以上の後期高齢者の方なら1割負担で済みます。(現役並み所得の方は3割負担)

また、日本の社会保険制度は手厚いので、更に「高額療養費制度」という制度があります。

1か月の間にかかる医療費に、上限を設けてくれるもの凄くいい制度です。

この図のように、収入によって上限額が異なります。

高額療養費制度

例えば、あなたが病気になり手術と入院をしたことにより、治療費が100万円掛かりました。

健康保険証により自己負担は3割で済みましたが、それでも30万円必要です。

いよいよ、あなたが退院となったときに主治医の先生が病室に来て言うわけですよ。

「○○さん、いよいよ明日退院ですね。おめでとうございます。これ、治療費の請求書なんで窓口で支払ってからお帰り下さいね」

実際にはこんな言い方はされないと思いますが、こう言われたとしたらあなたはどのように感じますか?

「貯金があるので30万円くらい全然余裕ですよ!」

と思うのか、

「いやいや、先生ちょっと待って下さいよ。いきなり30万円なんてキツいいです…」

のどちらでしょうか。

後者の人にはかなり役に立つ話なので、最後まで読んで下さいね。

30万円とか言うけど、高額療養費制度で1か月の医療費は上限がある言うてたやん?そう思った方、もう少し話を聞いて下さい。

ここで、高額療養費について少し解説しますね。

標準報酬月額(各種手当てなども加えた1ヵ月の給与)によって、上限額きまるのはお伝えしました。

ちなみに標準報酬月額は28万円~50万円の方が、最も多い層だったりします。

ここに該当する方が治療費に100万円掛かった場合、1ヵ月の上限額は87,400円です。

なんや、30万円とか言われて焦ったけど、9万円くらいでいけるんや。それなら、なんとか払えそう…。

そう思ったなら、落とし穴にハマります。

なぜなら、高額療養費って払い戻しの制度だから。

まずは、自分で30万円を負担したあと、申請することで87,400円との差額21万2,600円を払い戻しますよってのが高額療養費制度なんです。

高額療養費を使うにしても、まずは治療費を自己負担しなければいけないって事は覚えておかないといけません。

これって困りません?どうせなら病院への支払いも上限額だけにしたいですよね。

それが出来る方法があれば知りたいですか?

限度額適用認定証

実は、その方法があるんですよ。

それが、限度額適用認定証を取得する方法です。取得するのは、入院前でも入院後でも構いません。

ただ、申請をしたり交付された認定証を取りに行くことを考えると、入院前に取得されておいたほうがいいかもしれません。

家族と同居しているなど、近くに頼れる方がいる場合は入院してからでも大丈夫かもしれません。(ただ、必要な確認書類が増えます)

限度額適用申請証は、あなたがどこの健康保険に加入しているかによって申請先が異なっています。

どこを見たら分るのか知りたい方は相談して下さい。

各健康保険による申請先はこちらです。

国民健康保険…居住している市役所の保険年金課(即日発行して貰えるようですが確認して下さい)

協会けんぽ(全国健康保険協会)…協会の各都道府県支部(交付まで1週間程度)

健康保険組合…各健康保険組合(交付まで2、3日ほど。保険組合に確認して下さい)

このようになっています。

だから、僕はお客さんから入院するから保険金の申請したいって連絡を受けたらまずは必ず聞くようにしています。

「限度額適用の申請ってしました?」

って。ほぼ、全ての人が「何それ???」ってなるんですけどね。

でも、申請をするかしないかで退院の時に窓口で負担する金額が変わるんですからやっておいた方がいいですよね。

入院や手術が決まったら、まずするべき事は、保険屋に連絡することではなく「限度額適用申請書を交付する」ことです。

保険証を研究すると、医療保険にどれくらい自分が加入すればいいのかどうかも分ってきます。

気になる方はやり方も教えますよ。

今回は、入院が決まったらまずはやることについて書いてみました。

最後までお読み下さりありがとうございます。

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