年金生活になれば確定申告って必要なの?


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毎度!

咳が出たり、喉が痛くなったり、風邪の症状がでるとコロナか!?と不安になっている

勝浦 豊です。

こんな反応をしてしまう僕も、メディアに踊らされているんでしょうね。

落ち着かないので、この騒動も早く収拾して欲しいんですが・・・。

 

今回は、ちょうど確定申告の時期なので、僕の親世代の方から質問されることが

多い、年金生活者の確定申告について書きたいと思います。

「確定申告をした方がいいのか、しなくてもいいのか」どっちか分からないという

年金生活をされている方、もしくはそのご家族に役立つ情報を発信出来ればと思い

ます。

 

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そもそも、多くの会社員の方には確定申告って身近ではないですよね?

営業職で歩合給がある方以外は確定申告なんてしたことないって方が多いんでは

ないでしょうか?

それとも、ふるさと納税で身近になっているのかな?

会社員には年末調整という仕組みがあるため、確定申告をするのは医療費控除を

受けたり、マイホームを買って住宅ローン控除を受ける1年目くらいだと思います。

しかし、年金を受け取るようになると身近に感じるようになるみたいです。

 

年金には年末調整といった仕組みがないので、自分自身で確定申告をする必要が

あります。

「え?年金って税金がかかるの?」と驚くかもしれません(実際、僕は驚きました)が

目次

老齢年金は所得とみなされ、所得税の対象

となります。

確定申告の時期に、税務署に行くと年金受給者らしき方をよく見かけるのはこのため

です。

ちなみに、確定申告とは所得税の場合、個人が前年の1年間で得た所得や、それに

かかる税金を計算した上で3月15日(3月15日が休日の場合は次の平日)までに

税務署に確定申告書を提出するとともに税額の納付をすることを言います。

この申告により、税金を払いすぎていれば返ってきますし、少ないと追徴されます。

確定申告を経験した方は、申告のために色々な書類を用意したり、領収書を取って

おかないといけなかったり、行き慣れない税務署に行く必要があるなど面倒なんです

よね・・・。(;´Д`)

 

そんな面倒なことしないといけないの・・・。

そう感じた方も安心してください。平成24年から年金生活者の確定申告不要制度

がスタートしています。

この制度により、

公的年金の額が年400万円以下、かつ、年金以外の所得金額が

年20万円以下の場合は、所得税の確定申告が不要

となりました。

年400万円も公的年金を受け取っている方はごく少数のはずですから、大多数の

年金受給者は確定申告が不要になります。ただし、所得税の確定申告が不要でも

住民税の申告は必要な場合がありますからご注意ください。

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税金の還付を受けるには確定申告が必要

年金受給者の確定申告不要制度がスタートし、「面倒な手続きが不要になって

よかった!」と思う方も多いかもしれません。

しかし、申告不要制度がスタートした後も、医療費控除などの還付申告をしたい方は

確定申告が必要となります。

先ほども書きましたが、公的年金(老齢年金)も給料と同じく所得と見なされ、

所得税の対象となります。

給料は「給与所得」ですが、年金は「雑所得」となります。また、一定額以上

(65才未満の人は年金の支給額が108万円、65才以上の人は年金の支給額が

158万円超)の年金を受け取っている場合は、

給料と同じように税金が天引きされています。

所得税の天引きは、あくまでも「仮で引いている」だけです。同じ天引きされている

給料については、会社が年末調整で実際の税額と天引きの過不足調整を行うのですが、

年金については、年末調整という仕組みがないので「確定申告」が必要

となるわけです。

 

 

 年金受給者でも確定申告すべきな人

年金の確定申告をすべき人の条件は以下の通りです。

公的年金受給額が年400万円を超えている

公的年金以外の所得(収入ではありません)が年20万円を超えている

また、この条件に該当しない方でも、

社会保険料控除、生命保険料控除、雑損控除、医療費控除、寡婦(寡夫)控除

 などの適用を受けたい

・「公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」を提出しなかった

これらに該当する場合は、確定申告をすることで、税金の還付を受けられる可能性が

あります。ただし、

源泉徴収税額が「0円」の場合は、そもそも還付される税金がない

ので注意してくださいね。

ふるさと納税」をした方も、確定申告することで還付金が発生する可能性があるので

税務署に確認してもいいと思いますよ。

 

源泉徴収税額の有無は源泉徴収票で確認できる

公的年金(老齢年金)を受け取っている方には、税金が天引きされているかどうかに

関わらず、毎年1月中に「公的年金等の源泉徴収票」が国(日本年金機構)から

送られてきます。

この源泉徴収票の中に「源泉徴収税額」という欄があり、そこに金額が書かれている

場合は所得税が天引きされていることになります。

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こんなのが送られてきてるはずです。

面倒だと感じる確定申告ですが、インターネットを利用して申告書を作成・提出

できたり郵送も可能になっています。

払いすぎた税金を返してもらえるチャンスなので、やり方を覚えて申告した方が

損しないと僕は思います。

ご両親が年金生活をされていて、確定申告をした方が良いケースに該当していれば

手伝ってあげて欲しいと思います。

自分のためにもなりますからね。(*^^*)

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今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

 

 

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