毎度!
京都の幸せ配達人、勝浦 豊です。
今日も宜しくお願いします。
今日は説得と納得について書きたいと思います。
営業の仕事をしたことがある人なら、聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
「お客さんには、説得するんじゃなく納得してもらわないといけない」
なるほどって思いながらも、説得と納得の違いって何?
そう思いませんでした?
僕はそう思ってました(笑)
なんか、分かるようなわからんような…そんなもやもやを感じていました。
最近、分かってきたので書いてみます。
独断と偏見も入っているかも知れませんが読んでみて下さい。
まず「説得」ですが、こちらの考えを相手に理解させようという働きかけです。
ヘタをすると、自分の理論で相手をねじ伏せることにもなりかねないので
商談などの際には注意が必要です。
なぜ注意が必要か?
それは、人は誰かに「説得」されることを無意識に拒む傾向があるからです。
会話の中で「説得」する割合が多くなると、相手は意思決定をさせられたという
押しつけ感が残ります。
「説得」だけでなく、お願いや不安を煽ったり誘導するのも、全て自分本位の
コミュニケーションと言えます。
押しつけ感が残ると、警戒心や不信感を相手に抱かせてしまうので、
「もうあの人に会いたくない」ということになってしまいます。
一方で納得は、「そりゃそうだよね」とストンと腹落ちする感覚です。
こちらの考えを相手の腹に落としてもらうイメージです。
人を説得するというと、テクニックや話術の力でというイメージがありますが、
人を納得させるというと、相手を“自発的に動かす”イメージがあります。
この違いは、「説得」の本質とは“分からせること”であるのに対して、
「納得」の本質が“分かること”だからです。
お客さんは「納得」すると、自分の意思で決めたと感じ強い満足感を得ます。
営業をしていると、商談の際には、どうやって相手を説き伏せようかと
考えてしまいがちです。
いかに自分の意見や考えが正しいかを相手に伝え、何とか分かってもらおうと
してしまうのです。
しかし、お客さんにリピートしてもらう、ファンになってもらうには
議論に勝つのではなく、「納得」してもらうことが必要なんです。
相手が納得したかどうかは、会話の中に変化として現われます。
納得すると、こちらの思いや考えを、まるで自分の意見のように
話し始めるようになります。コミュニケーション力の高い人は、
相手の話に耳を傾けます。相手が何をいいたいのかを理解しようと
傾聴するんですね。
相手目線で共感しながら話をすることで、相手も納得してくれやすくなります。
まるで、北風と太陽ですね(笑)
「説得」は自分の意見を通そうとするから北風のように相手はガードを堅くします。
しかし、「納得」は共感や相手の目線に立つことが必要なので、太陽のように
ガードを脱ぎだしてくれるんです。
僕のマーケティングの師匠も言っています。
「日本人は言霊信仰だから、反論しちゃダメだって」
「説得」はまさに、相手への反論が山盛りですからね(;´Д`)
プライベートでも一緒なので、誰かと口論になりそうになったときには、
自分は「説得」しようとしていないか?相手を「納得」させられているかを
考えてみるとコミュニケーションが円滑になると思います(*^▽^*)
今回も最後までお読み頂きありがとうございます。