知ってますか?子宮頸がんのこと


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毎度!

来週から、公立の小中高が春休みまで休みになると聞いてウチも在宅ワーク

すればいいのにと不謹慎な事を考えてしまった勝浦 豊です。

いや、やってる会社もあるんでやるべきだとは思うんですけどね。少しでも

感染の確率が下がるので・・・。

 

今回は女性特有のガンの1つ、子宮頸がんについて書いて見たいと思います。

最近、ちらほらと検査に引っかかって再検査という話を聞きます。

やっぱり、再検査と聞くと不安ですよね。

特に身体のことは不安ですし、不安の1番大きな原因は病気のことをよく知らない

からだと思います。

分かっていれば、対処の方法がありますからね。

 

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目次

子宮頸がんとは

子宮がんは、子宮体部にできる「子宮体がん」と子宮頸部にできる「子宮頸がん」

に分類されます。

子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分から発生します。

子宮の入り口付近に発生することが多いので、婦人科の診察で観察や検査が

しやすく、発見されやすいがんです。

また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後のよいがんですが、進行すると

治療が難しいことから、早期発見が極めて重要です。

 

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症状

子宮頸がんは、正常な状態からすぐにがんになるのではなく、異形成といわれる、

がんになる前の状態を何年か経てからがんになります。

異形成の時期では症状がなく、おりものや出血、痛みもありません。

子宮頸がんが進行すると、月経中でないときや性交時に出血したり、濃い茶色や

膿のようなおりものが増えたり、水っぽいおりものや粘液が多く出てきたりすることが

あります。

さらに進むと下腹部や腰が痛んだり、尿や便に血が混じったりすることもあります。

少しでも気になる症状があるときは、ためらわず早めに婦人科を受診して下さい。

 

患者数

 

日本全国で1年間に約11,000人の方が、子宮頸がんと診断されています。

診断される患者さんは、20代後半から増加し、40代でピークを迎えます。

 

その後は横ばいになっています。

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発生原因

子宮頸がんの発生には、その多くにヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関係

しています。

HPVは性交渉で感染することが知られています。

しかし、多くの場合は感染しても免疫によって排除されます。

HPVが排除されず感染が続くと、一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが

発生すると考えられています。

また、喫煙により、子宮頸がん発生の危険性が高まりますので喫煙者は要注意です。

HPV(ヒトパピローマウイルス)ってなに?

上記したように、子宮頸がんの原因とされるウイルスです。

主に性交渉によって感染するため、性交涉経験のある約80%の女性が

50才までに一度は感染するといわれている、ごくありふれたウイルスです。

HPVに感染してから、数年かけてゆっくりと子宮頸がんへと進んでいきますが、

必ずしも子宮頸がんに進展するわけではありません。

感染してもほとんどの場合、自己免疫力によって消失するからです。

しかし、消失せずに感染が持続すると、本当のがんに進行してしまいます。

すなわち、HPVに感染していなければ子宮頸がんになる可能性が極めて低い

と考えられています。

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予防と検診

①予防

ウイルスが原因といっても、やはりがんは生活習慣病です。

がん予防には、禁煙、節度のある飲酒、バランスのよい食事、運動、

適正な体型、感染予防が効果的だと言われています。

②検診

やはり一番大事なのが定期的な検診です。

子宮頸がん検診で、前がん病変、あるいはごく初期のがんの段階で

発見することができれば、子宮を摘出することなく治療することが可能です。

ただ、子宮頸がん検診の受診率は、欧米諸国の60~80%に対し、

日本は先進国でありながら約30%台にとどまっています。

現在、各自治体より子宮頸がん検診が無料で受けられるクーポンが

発行されているにも関わらず、実際には6割以上の方が受診していないのが現実です。

 子宮を摘出になると女性としては非常に大きな決断が必要になりますよね?

摘出のリスクを検診を受けることで減らせるのなら、絶対に受けた方がいいと

思いますよ!

 

一般に行われる子宮頸がん検診は、受診者が婦人科医療機関を受診し、

医師が採取した細胞で検査します。

受診率低迷の多くの原因は、「時間がない」、「面倒」など

受診者の都合によるものが大きく、他には子宮頸がん検査に対する

知識不足によるものと推測されます。

また、子宮頸がんを受けたくても数ヶ月先まで予約が取れないなど施設側の

受け入れ制限も原因の1つだと考えられています。

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検査の際には、一般的な検査方法である「細胞診検査」だけではなく

「HPV検査」の併せて受けるのがオススメです。

HPV検査は遺伝子検査なので、細胞診検査よりも異常検出率が高いため、

両方の検査を受ければ、ほとんど見落としがなくなります。

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 以上、感染繋がりで子宮頸がんについて書いてみました。

 

保険の仕事をしていて思うのは、若いからがんにならないではなく、若いからこそ

罹りやすいがんもあることを理解して欲しいんですよね。

若いから健康というわけではないってことです。

心配しすぎる必要はありませんが、HPVウイルスにさえ気を付けていれば

子宮頸がんの心配はほとんどないようなので定期的な検診を受けることは

大切ですよ!!

あなたはがん検診受けてます?

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 


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